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資料3 社会保障② (57 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251111zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/11)《財務省》
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介護分野の職員の処遇改善
○ 物価・経済動向が変化する中で、介護分野の職員の処遇改善が喫緊の課題となっている。こうした対応による現役世代の保険料負担の増加を抑制
するために、しっかりとした制度改革が必要。
○ その上で、日本の生産年齢人口が減少する中で、今後増加する介護サービスの需要をカバーする必要があることを踏まえると、介護テクノロジーの活用や
経営の大規模化等による業務の効率化が不可欠であり、効率化分を賃上げ原資としていくことが重要。必要な処遇改善の水準の議論に当たっても、
こうした考え方を反映していく必要。
○ 必要な処遇改善の水準については、令和6年度介護報酬改定において、令和6年度に2.5%、令和7年度に2.0%のベースアップ分を措置したとこ
ろ、令和6年度に、全体で3.2%の賃上げ(毎月勤労統計調査)、個々の職員に着目すると4.6%の賃上げ(処遇状況調査、定期昇給込み)が実現
していることに留意が必要であり、今後明らかになる令和7年度における賃上げの状況も踏まえて検討する必要。
○ また、目指すべき賃上げ率・額については、現状、介護分野の事業所は小規模であることを踏まえて、介護職員の賃金の比較対象として、同様の規模
の企業の従業員の賃金を参照することも検討する必要。
◆ 介護職員(老人福祉・介護事業)の賃金の推移(毎月勤労統計調査)

◆ 今後の介護職員の「必要数」推計

(万円)

32.6

33
31.8 31.6

32
30.2 30.4

31
29.6

30
29

30.7

31.0 31.0

+3.2%

30.0

28.2 28.1 28.3

28
H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3 R4 R5 R6

(年度)

(出所)厚生労働省「毎月勤労統計調査」
(注)老人福祉・介護事業の一般労働者の現金給与総額

平均給与額

令和5年9月

令和6年9月

24.3万円

25.4万円

32.4万円

◆ 介護サービス毎の常勤換算職員数・常勤率

(人)60

◆ 介護職員(常勤・月給の者)の賃金の変化(処遇状況調査)

基本給等

(出所)厚生労働省「第9期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について」

33.8万円

増加額

1.1万円
(4.6%増)
1.4万円
(4.3%増)

(出所)厚生労働省「令和6年度介護事者処遇状況等調査」
(注1)基本給等=基本給(月額)+毎月決まって支払われる手当(通勤手当、扶養手当、超過労働給与額等は含まない)
(注2)平均給与額=基本給(月額)+手当+一時金(4~9月の支給金額の1/6。賞与等含む。)
(注3)処遇改善加算を取得している施設・事務所における、両年とも在籍している職員の比較。

50
40
30
20
10
0

100%
80%

60%
40%
20%
























常勤換算職員数
(左軸)
















常勤率
(右軸)

(出所)厚生労働省「令和5年度介護事業経営実態調査」







































































0%

56