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資料3 社会保障② (18 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251111zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/11)《財務省》
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医療機関の機能・種類別の経営状況
○ 医療機関の経営状況について、機能分類別にその平均値をみると、急性期の病院は経常利益率が低い一方、回復期・慢性期の病院
は黒字であり、診療所は経常利益率が高い。また、急性期機能が高い病院ほど、費用のうち材料費の占める割合が高い傾向にある。
◆ 病院・診療所の機能・種類別経常利益率(1施設あたり)
(経常利益率)

無床診療所
6.5%

7.0%

✓ 高度急性期と回復期の費用構造を比較すると、高度急性期の方が費用に占める材料費の割合が
高く、人件費の割合が低い。

■材料費 ■給与費 ■委託費 ■その他の費用

6.0%
有床診療所
4.4%

5.0%
4.0%

◆ 病院の機能分類による収益費用構造の違い

歯科診療所
6.1%

回復期
3.3%

高度急性期

(百万円)

7,000

6,657

6,000

1,655 (25%)

材料費

3,483 (52%)

給与費

356 (5%)
1,163 (17%)

委託費
その他

5,000
4,000

3.0%

3,000
慢性期
1.1%

2.0%
1.0%
高度急性期
-0.8%
急性期A 急性期B
-1.2%
-1.5%
-1.0%

2,000
1,000
0

精神
-0.0%

0.0%

6,590

医業収益

医業費用

回復期

(百万円)

2,000

1,770
192 (11%)

材料費

1,126 (64%)

給与費

1,500
-2.0%
(出所)厚生労働省「中央社会保険医療協議会総会」資料(2025年10月29日)
(注1)厚生労働省の分析過程におけるデータ処理の関係で、「経営情報データベース」(2025年10月24日
福祉医療機構公表分)に基づくデータとは計数に差異がある項目が存在することに留意が必要。
(注2)高度急性期:急性期充実体制加算、総合入院体制加算、救命救急、ICU、HCU、SCUのいずれか
を届出している病院。 急性期A:急性期一般1の届出病床が50%を超える病院。 急性期B:急性期一
般2若しくは3の届出病床、急性期一般4~6の届出病床、地域一般1~3の届出病床のいずれかが
50%を超える病院。 回復期:地域包括ケア入院料の届出病床又は回復期リハビリテーション入院料の届
出病床が50%を超える病院。 精神:全病床に占める精神病床の割合が80%以上の病院。 慢性期:
療養病棟入院料の届出病床が50%を超える病院。

1,000

1,814

500

121 (7%)
331 (19%)

0
医業収益

委託費
その他

医業費用

【改革の方向性】(案)

○ メリハリある診療報酬改定を実現するためには、医療機関の機能・種類に応じ、それぞれの経営状況や収益費用構造を勘案し
たきめ細やかな配分が不可欠。

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