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資料3 社会保障② (33 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251111zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/11)《財務省》
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医療提供の効率化 ④タスクシフト・シェアの推進
○ 医療現場で働く方々の数は一貫して増加傾向にある一方で、特に、医師の働き方が課題となっている中、看護師やリハ職に対するタ
スクシフト・シェアを進めていくことが必要である。
◆ タスクシフト・シェアの例
◆ 医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会
議論の整理(2020年12月23日) (抄)
3.基本的な考え方
(1)タスク・シフト/シェアを進める上での基本的な認識について
○ (略)医師の業務については、日進月歩の医療技術への対応や、より質の高い
医療やきめ細かな患者への対応に対するニーズの高まり等により、より高度な業務
が求められてくるとともに、書類作成等の事務的な業務についても増加の一途をた
どっている。
○ このような状況を打破し、医師の労働時間を短縮するためには、医師の業務の
うち、他の職種に移管可能な業務について、タスク・シフト/シェアを早急に進め
ていく必要がある。
5.推進の方策について
(1)具体的な推進の方法について
○ 過去の様々な通知等を経てもなお、タスク・シフト/シェアが十分に進んでいない
現状を踏まえ、更なるタスク・シフト/シェアを推進するための具体的な普及策
を検討し、医療機関だけでなく、地方自治体や厚生労働省、評価機能が一体と
なってタスク・シフト/シェアに取り組んでいくこととする。
○ 特に、看護師等医療スタッフ間の業務分担が進んでいない状況にも鑑み、医師
からのタスク・シフト/シェアを特に期待されている看護師からその他の職種への
タスク・シフト/シェアも行うなど担当職種の見直しを図ることにより一連の業務の
効率化を促すことが重要である。
(略)
○ さらに、医療機関でタスク・シフト/シェアされる側である医療従事者の余力の確保
のために、 ICT 機器導入等による業務全体の縮減、現行担当している職種から
その他の職種へのタスク・シフト/シェアの推進、一連の業務の効率化と現行担当
職種の見直し等を不断に行う必要がある。

(出所)「医師の働き方改革を進めるための

(看護師)
タスク・シフト/シェアの推進に関する検
討会 議論の整理」(2020年12月
⚫ 特定行為(38行為21区分)
23日)等を基に作成。
(例)
✓ 気管カニューレの交換
✓ 人工呼吸器からの離脱
✓ 心嚢ドレーン、胸腔ドレーン、腹腔ドレーンの抜去
✓ 褥瘡等の治療における血流のない壊死組織の除去
(参考)特定行為研修修了者の推移(厚生労働省医政局看護課調べ)
14,000 (人)
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
259 583
2,000

13,887
11,44111,840

8,820 9,135

738

1,954
1,006 1,205 1,685

2,646 2,887 3,307

4,393 4,832

6,324 6,875

0

(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
⚫ リハビリテーションに関する各種書類の記載・説明・書類交付
⚫ 【作】作業療法を実施するにあたっての運動、感覚、高次脳機能、
ADL等の評価
⚫ 【言】侵襲性を伴わない嚥下検査
⚫ 【言】嚥下訓練・摂食機能療法における患者の嚥下状態等に応じた
食物形態等の選択
⚫ 【言】高次脳機能障害、失語症、言語発達障害、発達障害等の
評価に必要な臨床心理・神経心理学検査種目の実施 等

【改革の方向性】(案)
○ 効率的・効果的な業務遂行の観点から、医療関係職種の間でのタスクシフト・シェアを強力に進めるべき。

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