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資料3 社会保障② (25 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20251111zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/11)《財務省》
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医師給与の国際比較
○ 世界各国ともに医師の給与水準は国内(全産業)の平均給与水準と比較して高い傾向にあると言えるが、日本の開業医(診療
所の院長)の給与水準は国内(全産業)の平均と比べて4.5倍、勤務医のそれは2.5倍であり、医師の給与水準は高い。
○ OECD諸国の医師給与は、国内(全産業)の平均と比較して、開業医(自営)が2.9倍、勤務医が2.1倍であり、日本における医
師給与の相対的な水準は国際的に見ても高い。
○ 特に、日本の開業医(診療所の院長)の給与水準については、日本の勤務医の給与や、OECDの開業医(自営)の給与と比較
して、大きく乖離しているのが特徴と評価できる。
<給与(Employee)>

<自営(Self-employed)>
国内平均給与の

5.0倍

(※ 日本は一般病院(全体)の医師(病院長を除く)の年間平均給与)

(※ 日本は一般診療所(医療法人)の院長の年間平均給与)

4.5 倍

4.5倍
4.0倍
3.5倍
3.0倍

OECD自営平均 2.9倍

2.5 倍

2.5倍
2.0倍

OECD給与平均 2.1倍

1.5倍
国内平均給与
(全産業)

(出所)日本:厚生労働省「第24回医療経済実態調査報告」2022年(度)、2022年賃金構造基本統計調査。 OECD各国(日本を除く):OECD「Healthcare human resources」。
(注1)OECD自営平均及びOECD給与平均は、OECD諸国の自営及び給与指数を単純平均したもの。日本の数値は含まない。
(注2)OECD諸国の数字は、公表されている最新の年/年度の数字を使用。年/年度の記載がないものは2022年/年度の数字。
(注3)OECD自営及びOECD給与の算出対象者は、各国による整理の違いなどにより、日本における一般診療所(医療法人)の院長及び一般病院(全体)の医師(病院長を除く)と必ずしも一致するものではないと考えられる。
(注4)日本の国内平均給与は、大学卒かつ企業規模10人以上の男女計の平均給与(「きまって支給する現金給与額」(月額)に12を乗じた額に「年間賞与その他特別給与額」を加えた額。なお、学歴計かつ企業規模10人以上
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の男女計の平均給与とした場合、左図における日本の計数は「5.3」倍、右図における日本の計数は「2.9」倍となる。)。