資料2 地域包括ケアシステムの深化(介護予防・日常生活支援総合事業等) (100 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65728.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 介護保険部会(第128回 11/10)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
「仕合せの会」(ピアサポート活動)
実桜(みお)の会(認知症本人ミーティング)
実施主体︓宮城県仙台市いずみの杜診療所(医療機関・疾患医
療センター)
開催場所︓仙台市内及び診療所内
実施主体︓東京都千代⽥区
開催場所︓ファミリーレストランや喫茶店、公共施設
医師や相談員、家族介護者から勧められて納得・同意した
本人、診断後支援を希望する本人が参加。院内で⾏うもの
は、診察の合間に当事者が自由に参加しており、通院のタ
イミングで気軽に参加できるメリットがある。
いずれも司会は当事者であり、院内で⾏うものは、「⼀般
社団法人認知症当事者ネットワークみやぎ」の当事者メン
バーに有償で委託。当事者の意向により記録は取らず、職
員もほとんど参加しない。
いずみの杜診療所等によって構成される初期集中⽀援チー
ムのメンバーにも、本人がピアサポーターあるいは経験専
門家として登録され、活動に貢献している。
その他、リカバリーカレッジと呼ばれる、当事者と関係者
との勉強会を開催。⾏政の職員が施策について相談する場
ともなっている。
(ピアサポートを経て、地域で活躍するようになった方の手記)
(前略)認知症のピアサポーターとして認知症当事者との交流会を実施
しています。そこではたくさんの⼈との出会いがあります。(中略)困っ
た話をするよりも、楽しい話や自分の話をするようにしています。そうす
ると、「あんたのいる日にまたくる」と言われるととても嬉しいですし、
一緒に来たご家族も笑顔になっていきます。最近は地域の講話会に講師と
して招かれることがあります。認知症になったからこそ新たな場所に⾏け
て、新たな出会いがたくさんあるのだと思います。認知症は怖くないです。
認知症と診断された本人や家族などが、それぞれの席で日
ごろの想いや悩みなどを自由に語り合う会。区内外を問わ
ず参加が可能。
認知症ケアパスを改訂する際にも、「実桜の会」に参加す
る⽅の意⾒が反映されている。
認知症の正しい理解を持ち、認知症の⼈を⽀える取り組み
を積極的に実施している企業や大学を「千代田区認知症サ
ポート企業・大学」として千代田区が認証している。認証
企業となっている企業が開催場所の提供も⾏っている。
(参加者・支援者の声)
• 認知症のことを知られないように頑張らなくてもよい場所だから、居心
地がいいです。認知症でも元気に頑張っている方とお話をして元気をも
らいました。(本人)
• 家族の認知症のことを素直に話せた。話すことは大事。(家族)
• 認知症本人だからこそ、『自分が生活の主体だ』という思いを強く持っ
ていらっしゃる。専門職の私たちは、実はそういったお気持ちをじかに
受け取る機会が少ないので、私たちにとっても新しい風になっている」
(支援者)
資料出所︓認知症疾患医療センターの質の管理及び地域連携のあり⽅に関する調査研究事業(令和元年度⽼⼈保健事業推進費等補助⾦地⽅独⽴⾏政法⼈東京都健康⻑寿医療センター)、demy,https://denmy.jp/2019/
千代田区実桜(みお)の会(認知症本人ミーティング),https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kenko/koresha/ninchisho/mio.html、ケアマネジメントオンライン,https://www.caremanagement.jp/ad3/duskin/gov23
いまのわたしで生きていく,https://safe.menlosecurity.com/doc/docview/viewer/docN35C1AAF910D1995c3f22fa7ae4554970f26298155e8ebf9fd843c9af7aff03c880d0dfe39e61
99