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【参考資料2-1】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・外来編 (40 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》 |
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抗微生物薬適正使用の手引き
第四版
図 4.
医科・外来編
急性下痢症の診断及び治療の手順
(対象:学童期以上の小児~成人、文献 94 を元に改変)
※1
下痢の重症度:軽症は日常生活に支障のないもの、中等症は動くことはできるが日常生活に制限があるもの、
重症は日常生活に大きな支障のあるもの。
※2
他の合併症リスクには炎症性腸疾患、血液透析患者、腹部大動脈瘤等がある。
※3
腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic E. coli:EHEC)による腸炎に注意し、便検査を考慮する。
※4
本図は診療手順の目安として作成したものであり、実際の診療では診察した医師の判断が優先される。
(i) 小児の脱水への対応
急性下痢症と判断した場合、緊急度に最も影響する要素である脱水の有無を評価
する 104。特に、小児では、体重あたりの水分必要量が多い一方で、水分や食事の摂
取を他者(特に保護者)に依存していることから、脱水への対応が重要であると指
摘されている。ORS を用いた対応や、輸液療法を必要とする体重 5%以上の脱水を
所見から見逃さないことが重要である。
(ii) サルモネラ腸炎
健常者における軽症※のサルモネラ腸炎に対しては、抗菌薬を投与しないこと
を推奨する。
※
軽症とは、日常生活に支障のない状態を指す。
40
第四版
図 4.
医科・外来編
急性下痢症の診断及び治療の手順
(対象:学童期以上の小児~成人、文献 94 を元に改変)
※1
下痢の重症度:軽症は日常生活に支障のないもの、中等症は動くことはできるが日常生活に制限があるもの、
重症は日常生活に大きな支障のあるもの。
※2
他の合併症リスクには炎症性腸疾患、血液透析患者、腹部大動脈瘤等がある。
※3
腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic E. coli:EHEC)による腸炎に注意し、便検査を考慮する。
※4
本図は診療手順の目安として作成したものであり、実際の診療では診察した医師の判断が優先される。
(i) 小児の脱水への対応
急性下痢症と判断した場合、緊急度に最も影響する要素である脱水の有無を評価
する 104。特に、小児では、体重あたりの水分必要量が多い一方で、水分や食事の摂
取を他者(特に保護者)に依存していることから、脱水への対応が重要であると指
摘されている。ORS を用いた対応や、輸液療法を必要とする体重 5%以上の脱水を
所見から見逃さないことが重要である。
(ii) サルモネラ腸炎
健常者における軽症※のサルモネラ腸炎に対しては、抗菌薬を投与しないこと
を推奨する。
※
軽症とは、日常生活に支障のない状態を指す。
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