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【参考資料2-1】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・外来編 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

第四版

医科・外来編

(3) 急性気道感染症の診断方法及び鑑別疾患
急性気道感染症において、抗菌薬が必要な症例と不必要な症例を見極めるために
有用な分類として、ACP による分類が知られている 3,18,19。これは急性気道感染症を
鼻症状(鼻汁、鼻閉)、咽頭症状(咽頭痛)、下気道症状(咳、痰)の 3 系統の症状
によって、感冒(非特異的上気道炎、普通感冒)、急性鼻副鼻腔炎、急性咽頭炎、急
性気管支炎の 4 つの病型に分類するものである(表 1)。本手引きでも、この分類に
基づいて解説を行う。なお、肺炎に関しては、本手引きの範囲を超えているため成
書を参照頂きたい。
表 1.

急性気道感染症の病型分類

病型

文献 3,18,19 より改変

鼻汁・鼻閉

咽頭痛

咳・痰

感冒







急性鼻副鼻腔炎



×

×

急性咽頭炎

×



×

急性気管支炎

×

×



◎:主要症状、△:際立っていない程度で他症状と併存、×:症状なし~軽度

図 2.

急性気道感染症の病型分類のイメージ

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