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【参考資料2-1】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)医科・外来編 (28 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》 |
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抗微生物薬適正使用の手引き
第四版
図 3.
医科・外来編
急性気道感染症の診断及び治療の手順
※
本図は診療手順の目安として作成されたものであり、実際の診療では診察した医師の判断が優先される。
(4) 治療方法
(i) 感冒
感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
日本呼吸器学会、日本小児呼吸器学会・日本小児感染症学会及び ACP/CDC の指
針では、感冒はウイルスによって引き起こされる病態であることから、抗菌薬投与
は推奨しないとされている 2,19,62。また、感冒に抗菌薬を処方しても治癒が早くなる
ことはなく、成人では抗菌薬による副作用(嘔吐、下痢、皮疹等)が偽薬群(プラ
セボ群)と比べて 2.62 倍(95%信頼区間 1.32~5.18 倍)多く発生することが報告さ
れている 63。
このようなことから、本手引きでは、感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないこ
とを推奨する。
28
第四版
図 3.
医科・外来編
急性気道感染症の診断及び治療の手順
※
本図は診療手順の目安として作成されたものであり、実際の診療では診察した医師の判断が優先される。
(4) 治療方法
(i) 感冒
感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
日本呼吸器学会、日本小児呼吸器学会・日本小児感染症学会及び ACP/CDC の指
針では、感冒はウイルスによって引き起こされる病態であることから、抗菌薬投与
は推奨しないとされている 2,19,62。また、感冒に抗菌薬を処方しても治癒が早くなる
ことはなく、成人では抗菌薬による副作用(嘔吐、下痢、皮疹等)が偽薬群(プラ
セボ群)と比べて 2.62 倍(95%信頼区間 1.32~5.18 倍)多く発生することが報告さ
れている 63。
このようなことから、本手引きでは、感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないこ
とを推奨する。
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