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【参考資料3-2】令和6年度終了の研究課題の成果の一覧 (62 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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No.
年度
研究課題名
研究事業名 研究代表者
専門的・学術的観点からの成果
臨床的観点からの成果
ガイドライン等の開発
その他行政的観点からの成果
その他のインパクト
開始 修了
オルガノイドおよ
びその共培養系
を用いた化学物
242
質の新規in vitro
有害性評価手法
の確立
AI支援型MPSを
用いたヒトiPS由
243 来神経細胞によ
る神経毒性試験
法の開発
毒物又は劇物の
指定等に係る急
性吸入毒性試験
244
の代替法の開発
及びその精緻化
に関する研究
バイタルサイン
の統合的評価に
よる急性毒性試
験の判定基準策
定と代替法に資
245
する研究-診断
学とAIによる致
死性予測と人道
的エンドポイント
の設定-
4
4
4
4
6
化学物質リ 戸塚 ゆ加
スク研究 里
6
キネティクスを反映した新たなin
vitro試験法を目指し、BBBとMEA
を連結した生体模倣システムを開
発した。ヒトiPS神経を用いて神経
ネットワーク活動をMEAにより記
録してAI予測モデルを構築し、神
経毒性の高い予測性を有すること
化学物質リ
安彦 行人 を明らかにした。また、化学構造 該当なし
スク研究
に基づくin silico予測とin vitroデー
タを統合的に活用することにより、
in vivo発達神経毒性の予測性向
上を示唆する結果が得られた。In
vivo実験により、神経炎症や酸化
ストレスによる発達神経毒性メカ
ニズムが示唆された。
原著論文 その他の論 学会発表 特許(件
その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
6
0
0
10
11
0
0
0
0
6
汎用性の高い経気管肺内噴霧投
与法(intra-tracheal
intrapulmonary spraying;TIPS法)
TIPS法による急性吸入毒性試験
によるラットを用いた
結果と全身吸入暴露試験結果を
気管内投与急性毒性試験は、細
本法が確立されれば、これまで
比較したところ、毒性が同等、ある
胞毒性や刺激性と併せた評価を 職場環境などにおける化学物質 データが不足している吸入暴露に いは強く表れるとの結果が得られ
行うことで、毒物劇物判定及び
の吸入暴露に対する安全性規制 よる急性毒性データが得られるこ た。このことは、TIPS法のデータ 津田等により、TIPS投与―短期
化学物質リ 小川 久美
GHS分類のための急性吸入毒性 の基本となる吸入による急性毒性 とにより、毒物劇物判定及びGHS は吸入暴露における毒物・劇物判 観察法によるLD50の検索法が特
スク研究 子
試験の代替法として有用である可 を、より簡便に評価する方法が得 分類の付与の迅速化に貢献でき 定に有用であると示唆される。ま 許出願済
能性が示された。また、in vitroの られつつある。
る。OECDガイドライン化も期待さ た、A549-NRU assayは、TIPS法
Neutral red assayにおける指標は
れる。
の濃度設定に利用可能と考えら
TIPS法による急性毒性と相関し、
れ、使用される動物数の削減を通
急性毒性試験の投与濃度設定に
して、3Rにも貢献できると考える。
用いる指標となりえると考えられ
た。
0
0
0
0
6
1
0
0
0
0
6
動物への侵襲性が低い手法によ
現時点では,ガイドライン等の開
り覚醒下,非拘束のラットから簡
発には直接寄与していないが,本
本研究は動物を対象とした毒性
便な方法で脳波と心電図が得ら
研究ではOECDテストガイドライン
試験方法の開発であるため,直
れたこと,この脳波の詳細な解析
の急性毒性試験のエンドポイント
接的に臨床的観点からの成果に
により毒性予測の可能性を示した
(動物の死亡)に置き換わる指標
つながるものではないが,現行の
ことは非常に大きな成果である.
の開発を目指している.近年、
急性毒性試験では欠如している
EFSAではTTXのリスク評価にお
OECDでは動物試験の新設は難
情報である急性毒性発現時の死
化学物質リ
いて最も感度の高いエンドポイン
しいが、既存ガイドラインの改定 現時点では,行政的観点からの
高橋 祐次
因、標的臓器等の情報が得られ
スク研究
トとして「apathy(無気力状態)」が
は行なわれている.そのため、本 成果は達成されていない.
ることから人の中毒治療に有用な
選択されているがTTXによる
研究成果を既存のガイドラインの
情報が得られる.また,本研究の
apathyにはHTTシグナルがその
エンドポイントとして提案とするこ
研究成果を基盤として,カーボン
誘発に関与する可能性が示され
とは可能と考えられる.急性毒性
ナノチューブヤーンをセンサーとし
た.異常値を検出するため,事前
試験の動物倫理上の批判は毒性
て利用したヒトの呼吸測定装置の
学習を必要としないMPアルゴリズ
によって動物を死亡させる点にあ
開発が進められている.
ムを組み込んだアプリケーション
り、人道的に屠殺することは批判
プログラムを独自に作成した.
されない.
1
1
3
0
5
3
1
0
0
2
OECDのDNT専門家会議に参加し
て、DNT-IVBガイダンスの改訂に
向けて議論を行った。OECDの
DNTワークショップにおいて日本
におけるDNT-IVBに関する取り組
みについての講演を行うととも
該当なし
に、海外規制機関の関係者との
ディスカッションと情報収集を行っ
た。また、OECDの拡張一世代生
殖発生毒性試験ガイドライン
(TG443)の改訂に参画した。
62
該当なし
本研究は,一匹の動物から密度
の高いデータを取得する技術開
発を行っている.近年,動物実験
に対する3Rsが急速に進んでいる
が,本研究はこの動向に対応した
研究として注目されて動物実験講
習会等で講演している.厚生労働
省実験動物管理者等研修会プロ
グラム(2024年2月8日),東京都
安全研究センター動物実験適正
管理講習会(2024年12月3日),独
立行政法人労働者健康安全機構
労働安全衛生総合研究所動物実
験に関する教育訓練(2024年12
月5日).特許出願(特願2023-
223904)
年度
研究課題名
研究事業名 研究代表者
専門的・学術的観点からの成果
臨床的観点からの成果
ガイドライン等の開発
その他行政的観点からの成果
その他のインパクト
開始 修了
オルガノイドおよ
びその共培養系
を用いた化学物
242
質の新規in vitro
有害性評価手法
の確立
AI支援型MPSを
用いたヒトiPS由
243 来神経細胞によ
る神経毒性試験
法の開発
毒物又は劇物の
指定等に係る急
性吸入毒性試験
244
の代替法の開発
及びその精緻化
に関する研究
バイタルサイン
の統合的評価に
よる急性毒性試
験の判定基準策
定と代替法に資
245
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学とAIによる致
死性予測と人道
的エンドポイント
の設定-
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化学物質リ 戸塚 ゆ加
スク研究 里
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キネティクスを反映した新たなin
vitro試験法を目指し、BBBとMEA
を連結した生体模倣システムを開
発した。ヒトiPS神経を用いて神経
ネットワーク活動をMEAにより記
録してAI予測モデルを構築し、神
経毒性の高い予測性を有すること
化学物質リ
安彦 行人 を明らかにした。また、化学構造 該当なし
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に基づくin silico予測とin vitroデー
タを統合的に活用することにより、
in vivo発達神経毒性の予測性向
上を示唆する結果が得られた。In
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ストレスによる発達神経毒性メカ
ニズムが示唆された。
原著論文 その他の論 学会発表 特許(件
その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活
0
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汎用性の高い経気管肺内噴霧投
与法(intra-tracheal
intrapulmonary spraying;TIPS法)
TIPS法による急性吸入毒性試験
によるラットを用いた
結果と全身吸入暴露試験結果を
気管内投与急性毒性試験は、細
本法が確立されれば、これまで
比較したところ、毒性が同等、ある
胞毒性や刺激性と併せた評価を 職場環境などにおける化学物質 データが不足している吸入暴露に いは強く表れるとの結果が得られ
行うことで、毒物劇物判定及び
の吸入暴露に対する安全性規制 よる急性毒性データが得られるこ た。このことは、TIPS法のデータ 津田等により、TIPS投与―短期
化学物質リ 小川 久美
GHS分類のための急性吸入毒性 の基本となる吸入による急性毒性 とにより、毒物劇物判定及びGHS は吸入暴露における毒物・劇物判 観察法によるLD50の検索法が特
スク研究 子
試験の代替法として有用である可 を、より簡便に評価する方法が得 分類の付与の迅速化に貢献でき 定に有用であると示唆される。ま 許出願済
能性が示された。また、in vitroの られつつある。
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Neutral red assayにおける指標は
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の濃度設定に利用可能と考えら
TIPS法による急性毒性と相関し、
れ、使用される動物数の削減を通
急性毒性試験の投与濃度設定に
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用いる指標となりえると考えられ
た。
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動物への侵襲性が低い手法によ
現時点では,ガイドライン等の開
り覚醒下,非拘束のラットから簡
発には直接寄与していないが,本
本研究は動物を対象とした毒性
便な方法で脳波と心電図が得ら
研究ではOECDテストガイドライン
試験方法の開発であるため,直
れたこと,この脳波の詳細な解析
の急性毒性試験のエンドポイント
接的に臨床的観点からの成果に
により毒性予測の可能性を示した
(動物の死亡)に置き換わる指標
つながるものではないが,現行の
ことは非常に大きな成果である.
の開発を目指している.近年、
急性毒性試験では欠如している
EFSAではTTXのリスク評価にお
OECDでは動物試験の新設は難
情報である急性毒性発現時の死
化学物質リ
いて最も感度の高いエンドポイン
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高橋 祐次
因、標的臓器等の情報が得られ
スク研究
トとして「apathy(無気力状態)」が
は行なわれている.そのため、本 成果は達成されていない.
ることから人の中毒治療に有用な
選択されているがTTXによる
研究成果を既存のガイドラインの
情報が得られる.また,本研究の
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エンドポイントとして提案とするこ
研究成果を基盤として,カーボン
誘発に関与する可能性が示され
とは可能と考えられる.急性毒性
ナノチューブヤーンをセンサーとし
た.異常値を検出するため,事前
試験の動物倫理上の批判は毒性
て利用したヒトの呼吸測定装置の
学習を必要としないMPアルゴリズ
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開発が進められている.
ムを組み込んだアプリケーション
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プログラムを独自に作成した.
されない.
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OECDのDNT専門家会議に参加し
て、DNT-IVBガイダンスの改訂に
向けて議論を行った。OECDの
DNTワークショップにおいて日本
におけるDNT-IVBに関する取り組
みについての講演を行うととも
該当なし
に、海外規制機関の関係者との
ディスカッションと情報収集を行っ
た。また、OECDの拡張一世代生
殖発生毒性試験ガイドライン
(TG443)の改訂に参画した。
62
該当なし
本研究は,一匹の動物から密度
の高いデータを取得する技術開
発を行っている.近年,動物実験
に対する3Rsが急速に進んでいる
が,本研究はこの動向に対応した
研究として注目されて動物実験講
習会等で講演している.厚生労働
省実験動物管理者等研修会プロ
グラム(2024年2月8日),東京都
安全研究センター動物実験適正
管理講習会(2024年12月3日),独
立行政法人労働者健康安全機構
労働安全衛生総合研究所動物実
験に関する教育訓練(2024年12
月5日).特許出願(特願2023-
223904)