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【参考資料3-2】令和6年度終了の研究課題の成果の一覧 (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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No.

年度

研究課題名

研究事業名 研究代表者

専門的・学術的観点からの成果

臨床的観点からの成果

ガイドライン等の開発

その他行政的観点からの成果

その他のインパクト

開始 修了

食品中のブドウ
球菌エンテロトキ
223 シンの検出およ
び嘔吐活性の解
明に関する研究

食品を介したダ
イオキシン類等
有害物質摂取量
224
の評価とその手
法開発のための
研究

225

226

法規制薬物の分
析と鑑別等の手
法開発に向けた
研究

指定薬物の指定
に係る試験法の
評価検証に資す
る研究

4

4

4

4

食品の安
全確保推
進研究

本研究によってSEAの抗原性およ
本研究は、黄色ブドウ球菌が産生
び嘔吐活性が食品成分や加熱処
するエンテロトキシンA(SEA)を中
理の影響を受けることが示され
心に、食品中での検出性、耐熱
た。そのため、食中毒検査におい
性、嘔吐活性および食中毒事例
て検体の状態が毒素検出性に与
株の遺伝的背景に関する系統解
える影響を考慮した判断や原因
析を行った。特に網羅的なゲノム
物質候補の慎重な照合が求めら
解析により、日本国内の食中毒事
れる。また、特定の遺伝子型に由
例株で優勢な特定の遺伝子型株
来する高食中毒原性株の存在が
廣瀬 昌平 群が、SEAをはじめとする特定の
特記事項なし
示唆され、今後のアウトブレイク
毒素遺伝子保有パターンを示すこ
時のリスク評価や原因菌同定に
とを明らかにした。これは黄色ブド
資する知見が得られた。これらの
ウ球菌の中の高食中毒原性株群
知見は、食中毒調査で注視すべ
の存在を示唆しており、食中毒調
き特定の毒素遺伝子型に対する
査における迅速な原因菌株の検
迅速検査法の導入等を通じ、食
出・同定および高食中毒原性株
品汚染源の早期特定など食の安
の監視による食中毒予防に貢献
全確保に直結する施策への応用
することが期待される。
に繋がる。

原著論文 その他の論 学会発表 特許(件
その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活

0

0

0

0

1

1

0

0

0

0

6

食品の安
全確保推
進研究

ダイオキシン類、PCBs、有害元素
本研究で推定されたダイオキシン
「錠剤、カプセル剤等食品の製造 類摂取量は、毎年、環境白書で引 地方衛生研究所のホームページ
等についてトータルダイエット調査
管理及び品質管理(GMP)に関す 用されており、国のダイオキシン にダイオキシン類摂取量の推定
を実施し、最新の食品を介した国
る指針(ガイドライン)」の一部改 類対策への取組を評価する際に 結果等がリンクされている。
民平均の摂取量を提供した。社会
的関心の高い有機フッ素化合物 母乳中のダイオキシン類濃度と生 正(令和6年12月27日付消食基第 活用されている。また、調査結果 また、ダイオキシン類と無機ヒ素
についても調査を実施し、摂取量 後の児の発育発達について関連 419号)の際に、別紙として示され は厚生労働省のホームページで についてはJECFAからの摂取量
を推定した。プベルル酸並びに新 を検討したが、明らかな影響は認 た「微生物等関連原材料を用いる も公表されており、研究成果の国 データ提供の要請に応じ、研究成
果を提出した。紅麹関連製品に係
たに構造解析された2化合物(化 められなかった。母乳育児の安全 錠剤、カプセル剤等食品の製品 民への普及・還元にも務めてい
合物Y及びZ)の腎臓に対する毒 性を支持する科学的根拠として活 標準書の作成に関する指針」の る。紅麹関連製品に係わる事案 わる事案に関する研究成果につ
作成に際し、本研究で検討した紅 に関する研究成果は、厚生労働 いては多くの新聞記事で取り上げ
性影響の検討結果については、 用が期待される。
麹サプリメントによる健康被害事 省による公表資料「小林製薬社製 られた(令和6年6月14日毎日新聞
紅麹に由来する機能性表示食品
案の原因究明の過程で得られた の紅麹を含む食品の事案に係る 朝刊、令和6年9月19日 朝日新聞
による健康被害の原因究明に貢
知見が生かされた。
朝刊等)。
献した。一部の研究成果について
取組について(令和6年9月18
は論文報告と学会発表を行った。
日)」の作成に活用されている。

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2

0

0

11

3

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0

0

6

本研究は,麻薬,覚せい剤等の
本研究において,麻薬,覚せい
厚生労働省において,年に数回,
本研究は,厚生労働省の乱用薬
医薬品・医
乱用薬物対策に対応する研究で
剤,指定薬物等の乱用薬物につ 本研究成果を考慮しながら,令和 薬事・食品衛生審議会指定薬物
物行政と乱用薬物の取り締まりに
療機器等
あるため,行政的に特に問題がな
いて,生体試料中のスクリーニン 4年度は3物質(8月26日施行),令 部会が開催され指定薬物への指
対応するために実施されている.
レギュラト
いものに限って学会や論文発表
グ法や異性体との識別法,迅速 和5年度は7物質(9月29日施行), 定が行われている.2019年開催
田中 理恵
尿,毛髪等の生体試料を用いて,
リーサイエ
を行っている.令和4-6年度まで
測定法など試験法の検討を行
令和6年度は8物質(8月30日、12 の第51回指定薬物部会から委員
分析法の有用性を評価するととも
ンス政策研
の3年間に,関連研究について5
なっている。これらはガイドライン 月30日 施行)が麻薬指定となって として,また依存性薬物検討会構
に,測定データを蓄積している.

報の論文報告と15件の学会発表
策定のための基礎的データとなり いる.
成員として審議会に参加してい
等を行っている.
うる.
る.

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3

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0

10

5

0

0

0

0

6

医薬品・医
療機器等
レギュラト
鈴木 勉
リーサイエ
ンス政策研


鈴木 勉:厚生科学審議会医薬品
既存の試験法に加えて精度が高 一般向け書籍『面白すぎて時間を 医療機器制度部会大麻規制検討
サタデーステーション(テレビ朝
く、簡便で迅速な評価法の開発に 忘れる「毒」の世界』(王様文庫) 小委員会委員
鈴木 勉:厚生科学審議会医薬品
日)出演:大麻問題、2023年10月
繋がった。これらの期待できる成 田中真知(著者)、鈴木 勉(監
鈴木 勉:(公財)麻薬・覚せい剤 医療機器制度部会大麻規制検討
14日 (鈴木 勉)
果は指定薬物の指定に係る評価 修):一般向けに麻薬、大麻、危険 乱用防止センター理事
小委員会委員として「大麻取締
ニュースウォッチ9(NHK)出演:薬
法、特に幻覚発現薬の評価に応 な薬物についてにて解説
舩田正彦:厚生労働省指定薬物 法・麻薬及び向精神薬取締法の
物乱用問題、2023年8月3日(舩田
用でき、厚生労働行政への貢献 (ISBN9784837931157)2025年03 部会委員
改正」に向けた活動
正彦)
に繋がると考える。
月26日発売
北中純一:厚生労働省指定薬物
部会委員

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堤 智昭

58

特記事項なし

特記事項なし