よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料3-2】令和6年度終了の研究課題の成果の一覧 (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

No.

年度

研究課題名

研究事業名 研究代表者

専門的・学術的観点からの成果

臨床的観点からの成果

ガイドライン等の開発

その他行政的観点からの成果

その他のインパクト

開始 修了

小児期発症の希
少難治性肝胆膵
疾患における医
105
療水準並びに患
者QOLの向上の
ための調査研究

発汗異常を伴う
稀少難治療性疾
106 患の治療指針作
成、疫学調査の
研究

腎疾患対策検討
会報告書に基づ
107 く慢性腎臓病
(CKD)対策の推
進に資する研究

4

4

4

6

6

6

原著論文 その他の論 学会発表 特許(件
その他
(件数) 文等(件数) (件数)
数)
(件数)
和文 英文等
和文 英文等
国内 国際 出願 取得 施策への反映
普及・啓発活

難治性疾
患政策研


継続的な実態把握及び診療ガイド
対象疾患である小児期発症希少
ラインの作成・普及改訂を通じ小児
難治性肝胆膵疾患に対し構築、
期発症の希少難治性肝胆膵疾患 作業が完了し公開となった
・2024.4.1より進行性家族性肝内
継続的調査研究による実態把握
における診断率・治療成績などの ・胆道閉鎖症診療ガイドライン(第 胆汁うっ滞症が指定難病として適 ・遺伝性膵炎、先天性高インスリ
「小児期発症の胆汁うっ滞性肝疾
医療水準、患者QOLの向上に資 2版)
用された(告示番号338)。
ン血症、嚢胞性線維症の各研究
患を対象とした多施設前向きレジス
する成果を得た。また構築された ・膵・胆管合流異常/先天性胆道 ・嚢胞性線維症研究では名古屋 において、患者を対象とした情報
トリ研究(CIRCLe)」登録症例に対す
成人診療領域との連携体制の中 拡張症診療ガイドライン(改訂第2 市が主催するコンテストにNPO法 交換会や相談会を年1回ペースで
るゲノム解析、
で実施された日本消化器病学会 版)
人と共同し参加、啓蒙活動を行
開催した。
病的バリアントの機能検証による診
仁尾 正記
員を対象とした移行期医療に対す 作業進行中のガイドライン
なった。
・先天性胆道拡張症研究では第
断率向上や新規サブタイプの発掘
る意識調査や日本消化器病学会 ・先天性高インスリン血症診療ガ ・胆道閉鎖症・遺伝性膵炎・嚢胞 45回日本膵・胆管合流異常研究
は診断水準向上と疾患研究推進
に「成人移行支援のあり方研究 イドライン(改訂)
性線維症、進行性家族性肝内胆 会にて韓国、台湾、中国のエキス
に大きく寄与している。またこれら
会」が設置され、当研究班の担当 ・先天性門脈欠損症診療ガイドラ 汁うっ滞症の指定難病対象研究 パートを招聘、先天性胆道拡張症
を基盤とし胆汁酸トランスポーターであ
疾病を含む消化器疾病におけるト イン
では、難病対策課より指示のあっ にかかる国際シンポジウムを開催
るIBATの阻害剤マラリキシバットとオデ
ランジョンに関する課題解決に向
・胆汁うっ滞性疾患診療ガイドライ た重症度分類、臨個票案の改定 した。
ビキシバットのPFIC、アラジール症候群
け、成人と小児の学会や研究班 ン
作業を実施した。
に対する治験の推進も社会的意
が連携した作業の枠組みが形成
義が大きい。
された事も意義が大きい。

3

38

28

16 106

11

1

0

2

4

難治性疾
患政策研


原発性多汗症では、診療現場の
診断精度と治療戦略向上のた
変化や新薬の登場を踏まえた診
本研究班は、発汗異常を主要症 め、発汗異常疾患群の臨床像と 療ガイドラインの改訂作業を進め
発汗異常疾患は、見た目に分か
状とする5疾患(特発性後天性全 QOLへの影響を明らかにした。多 ており、治療アルゴリズムや重症 疫学調査により、患者数・診療体
りにくい障害でありながら、熱中症
身性無汗症〔AIGA〕、多汗症、肥 汗症では抗コリン外用薬の導入と 度評価の再整理が進行中であ
制・未診断例の実態を明らかにし
リスクや生活の不自由、心理的・
厚性皮膚骨膜症、無汗性外胚葉 ともに、新たなQOL評価尺度を用 る。AIGAでは早期診断と熱中症 つつある。AIGAや無汗性外胚葉
社会的負担をもたらす。本研究班
形成不全症、先天性無痛無汗症) いた症状変化の把握を行い、実 対策を中心とした管理指針の整 形成不全症では疾患レジストリを
は、学校や職場への啓発、疾患
を対象に、全国疫学調査・レジス 臨床での有用性が示された。
備を進めている。肥厚性皮膚骨膜 構築し、診療拠点との連携を通じ
理解を促すポスターや説明資材
室田 浩之 トリ整備・病態解明研究を展開し AIGAでは皮膚生検・発汗機能検 症については、臨床病型に応じた て難病指定や医療支援体制整備
の整備を通じて、社会的認知の向
た。AIGAでは自己免疫、無汗性 査に基づく診断体系を提示し、肥 治療方針の提案が行われてい
への提言が可能となった。政策研
上を図った。AIGAの熱中症対策
外胚葉形成不全症や先天性無痛 厚性皮膚骨膜症では非NSAID系 る。無汗性外胚葉形成不全症で 究との接続性も高く、AMED等の
支援、先天性無痛無汗症におけ
無汗症では遺伝的背景に注目
鎮痛薬の効果が報告された。無 は、多職種連携を含む診療体制 他研究との連携により、発汗異常
る生活環境調整、多汗症の社会
し、疾患横断的に皮膚・神経・免 汗性外胚葉形成不全症や先天性 の構築が検討されている。先天性 を共通基盤とした希少疾患の包
的スティグマ軽減など、個別課題
疫の連関を解明する学際的成果 無痛無汗症では熱中症予防や生 無痛無汗症では、日本語および 括的支援体制づくりに貢献した。
への具体的対応にも取り組んだ。
が得られた。
活指導を含む包括的管理の重要 英語の診療指針がすでに発表さ
性が確認された。
れ、国際的な診療の標準化に寄
与している。

49

22

0

0 127

10

0

0

0

0

腎疾患政
策研究

CKDの普及啓発および二人主治
CKD診療ガイド・ガイドラインで推
日本腎臓学会が改訂したCKD診
医制による連携体制構築の推進
奨されている標準治療の日本人
療ガイドライン、診療ガイド、療養 好事例の横展開や都道府県単位
により、標準治療の実施率が向上
CKD患者での有効性は明らかで
ガイドおよび厚労科研「慢性腎臓 での対策立案に資するため、CKD
推定CKD患者数の見直しを行い、
し、因果関係は要検証ではあるも
はなかった。今回、リアルワールド
病患者に特有の健康課題に適合 対策支援データベース「全国の取
2000万人に達する可能性をCKD
のの、新規透析導入率が減少傾
データベースを用いた縦断研究に
した多職種連携による生活・食事 り組み・年次推移 ー各都道府県
岡田 浩一
診療ガイド2024に掲載した。潜在
向となった。また増加する腎硬化
より、標準治療が6つ以上達成さ
指導等の実証研究」が作成した多 の腎臓病の「いま」が見えるー」を
患者数の増加は、CKD対策立案
症の重症度評価・治療効果の見
れると集学的効果が有意に生じる
職種によるCKD対策に関するガイ 構築し、47都道府県におけるCKD
に際して重要な情報となる。
える化のために有用なeGFRス
ことを示した。診療ガイドラインの
ドの普及を推進した。また厚労省 対策とその効果(新規透析導入率
ロープの普及推進のため、研究
大規模なアウトカム評価は国際的
が発信した紹介基準「腎臓の異常 の年次推移等)を公開した。
班HPに簡易計算アプリを公開し
にも希少である。
を疑ったら」の作成に協力した。
た。

3 124

31

2

8

0

0

6 425

28

53