よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書21(4001頁~4203頁) (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療技術評価提案書(保険未収載技術用)
整理番号

※事務処理用

735103

提案される医療技術名

筋電図検査判断料1, 2

申請団体名

日本臨床神経生理学会

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

12神経内科
36リハビリテーション科

関連する診療科(2つまで)
30整形外科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する


リストから選択
特になし

追加のエビデンスの有無

有無をリストから選択

提案される医療技術の概要
(200字以内)

筋電図検査(誘発筋電図、神経伝導検査、単線維筋電図等を含む)の結果を総合的に評価することにより脳・脊髄・末梢神
経・神経筋接合部・筋における障害の有無、程度、病変の局在、病態の推定、潜在性病変の検出などを行うことができる。
筋電図検査を正しく評価することは多くの神経筋疾患の診断および治療効果の判定に欠かせない技能である。その施行、及
び、結果の解釈において、高度の技能が要求されるものである。

文字数: 194

対象疾患名

保険収載が必要な理由
(300字以内)

ギラン・バレ症候群、慢性炎症性脱髄性ニューロパチー、糖尿病性ニューロパチー、筋萎縮性側索硬化症、頚椎症性筋萎縮
症・神経根症・脊髄症、神経痛性筋萎縮症、胸郭出口症候群、腕神経叢障害、手根管症候群、絞扼・圧迫性ニューロパ
チー、シャルコー・マリー・トゥース病、重症筋無力症、Lambert-Eaton筋無力症候群、多発筋炎、封入体筋炎、進行性筋
ジストロフィー、周期性四肢麻痺、機能性神経障害

筋電図検査にはD241神経・筋検査判断料が算定されるが、同一区分に神経学的検査(神経診察)があるので、神経診察と同
一月に筋電図検査が施行された場合、後者の判断料が別に算定できない。このため、米国のガイドラインで筋電図検査時同
時に施行することが推奨される神経診察が省略されたり、検査を翌月として診療が遅れたりする弊害が出得る。脳波検査判
断料は区分が別のため、神経診察をD241で算定しても同一月内に算定でき(D238)、かつ施設基準を満たす場合はさらに高
点数の判断料1が算定できる。この明白な不釣り合いを是正し、脳波検査と同等以上の専門性を有する筋電図検査の評価を
脳波検査と同等とすることが望まれる。

文字数: 299
【評価項目】

①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等

筋電図検査(筋電図、神経伝導検査を含む誘発筋電図、中枢神経磁気刺激による誘発筋電図、単線維筋電図)を実施した症


②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)

検査自体は保険収載されており、技術内容は従来と同じ。判断料申請の頻度は月1回に限る

区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)



番号

D241

医療技術名

神経・筋検査判断料

既存の治療法・検査法等の内容

神経・筋検査等の種類又は回数にかかわらず月1回に限り算定するものとする。
神経・筋検査に含まれるのは以下の通り
D239 筋電図検査(1 筋電図、2 誘発筋電図(神経伝導速度測定を含む)、3 中枢神経磁気刺激による誘発筋電図、
4 単線維筋電図)、D239-2 電流知覚閾値測定(一連につき)、D239-3 神経学的検査、D239-4 全身温
熱発汗試験、D239-5 精密知覚機能検査、D240 神経・筋負荷テスト(1 テンシロンテスト(ワゴスチグミン眼
筋力テストを含む。)、2 瞳孔薬物負荷テスト、3 乏血運動負荷テスト(乳酸測定等を含む。)

④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム

特に非専門医からの依頼や筋電図検査への紹介初診患者において、神経診察(神経学的検査)を行うincentiveとなり、事
前の神経診察に基づいて筋電図検査項目も厳選することで、無駄な検査を省き、より適切な診断に早く到達できることが期
待できる。また神経筋診断技能を有する専門医による診療を高く評価することで、全体的な神経筋疾患診療レベルの向上が
見込まれる。

4089