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提案書21(4001頁~4203頁) (163 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

739102

細菌培養同定検査 血液 直接感受性試験加算

日本臨床微生物学会

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

血液培養陽性となった培養ボトルから直接
法による薬剤感受性試験(寒天平板培地に
直接ボトル内容液を塗布し、ディスク法に
よって行われる薬剤感受性試験)を実施し
て暫定報告し、迅速に抗菌薬選択の適正化
をはかる。

血液培養陽性検体から薬剤感受性試験の結果
を得るには2-3日を要し、結果判明までの間に
無効な抗菌薬が投与されることは重症感染症
患者の予後に悪影響を与える可能性がある。
血液培養陽性検体に対してまず直接法による
迅速薬剤感受性試験を実施することは、血液
培養が陽性となった例に迅速に有効な抗菌薬
治療が行われるために有用と報告されている。

【対象疾患】

【有効性及び診療報酬上の取扱い】

菌血症を伴う感染症:市中感染症では感染
性心内膜炎、急性腎盂腎炎、急性化膿性胆
管炎・胆嚢炎、重症皮膚軟部組織感染症、
髄膜炎など。
医療関連感染症ではカテーテル関連血流感
染症、カテーテル関連尿路感染症、術後創
部感染症など。

日本の臨床検査室の多くが準拠している米国
臨床検査標準化機構(CLSI)のガイドライン
では2022年から、また欧州臨床微生物学会
でも血液培養からの直接薬剤感受性試験の
標準的方法と判定基準を示している。
ゆえに血液培養に直接法による薬剤感受性
試験を追加実施した場合には、通常の薬剤
感受性試験と同等の点数の算定が必要である。
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