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提案書21(4001頁~4203頁) (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

734204

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について
日本臨床腫瘍学会
01内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

34病理診断科
関連する診療科(2つまで)
35臨床検査科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

リストから選択

該当なし

有無をリストから選択

追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

D006-19、B011-5、A003
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイ
ムにより行う行為(ビデオ通話が可能な情報通信機器を活用した診療)

文字数: 97

再評価が必要な理由

がんゲノム医療の課題のひとつとして地域差のない均てん化の是正が議論されている。現行の制度ではがんゲノムプロファイリング検査はがんゲ
ノム医療の指定を受けた病院でなければ行えず、地方においては県庁所在地にある施設でしか行えない検査である。指定された病院は他施設から
の紹介を受けいれ検査を行っているが地域のがん医療を受けている患者が遠方からとの理由でこの検査を断念する患者も多く、地域間の医療格差
が拡がっている状況である。またオンライン診療の適切な実施に関する指針の前文においても医師の不足する地域において有用なものと考えられ
ると述べられている。そのためオンライン診療(情報通信機器を用いての診察)を用いて遠方からの患者に検査を行うことが解決策のひとつと考
えた。しかしながらオンライン診療の指針、Q&Aには検査のみの外来は記載されておらず、地方厚生局からもがんゲノムプロファイリング検査は
オンライン診療では認められないとの返答である。そのためオンライン診療によるがんゲノムプロファイリング検査(D006-19)、がんゲノムプ
ロファイリング評価提供料(B011-5)の算定が可能なように要望する。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

「D006-19 がんゲノムプロファイリング検査」また、「B011-5 がんゲノムプロファイリング評価提供料」が実施できる医療機関は厚生労働大臣
が定める施設基準を満たす保険医療機関に限定される。そのため東北地方においては多くの2次医療圏で、北海道においては3次医療圏においても
がんゲノム医療空白地域が存在する。医療の高度化で集約化が必要な検査であることは理解できるが地域の患者は遠方であることからこの検査を
断念せざるを得ない患者がいることは推測できる。我々独自の調査において宮城県内の2次医療圏別人口当たりの遺伝子パネル検査数は仙台医療
圏以外は2~3分の1の程度、東北地方の県別では宮城県の3分の1程度の県が存在しかなりの医療格差が拡がっている。地域の医療格差是正のため
にもオンライン診療による遠隔医療は必要である。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

情報通信機器を用いた診療が「D006-19
可能とする文言がない。

がんゲノムプロファイリング検査」また、「B011-5 がんゲノムプロファイリング評価提供料」の実施を



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

D006-19、B011-5、A003

医療技術名

情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について

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