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提案書21(4001頁~4203頁) (81 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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1)名称

Which Method for Diagnosing Small Fiber Neuropathy

2)著者

Pavy Le Traon et al,

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Frontiers in Neurology 2020,May Vol11 Article 342

4)概要

方法:前述のテストについて2013年から2016年の間にSFNと互換性のある症状についての単一施設の患者による後ろ向き研
究である。患者は、結果と臨床的特徴に従って、最終的に「明確なSFN」、「可能性のあるSFN」、または「SFNなし」に分
類された。各テストの感度(Se)と特異度(Sp)が評価された。
対照群:254名(女性164名(66.9%)、年齢:50.4±15歳)
結果:皮膚生検:感度=58%、特異度=91%、QST:感度=72%、特異度=39%、Q-Seat:感度=53%、特異度=69%、LEP:感度
=66%、特異度=89%、ESC:感度 = 60%、特異度 = 89%。
皮膚生検、LEP、QST、ESCの組み合わせでは、感度=90%、特異度=87%となった。
ESCは、手(60.2±16.7 vs. 75.0±8.9 μS、p < 0.0001)と足(70.2±16.5 vs. 81.6±7.0 μS、p < 0.0001)の両群
で、「無髄神経障害確定群」と「無髄神経障害なし群」の間で有意に差があった。検定間の有意な相関は、皮膚生検とESC
の間のみであった

1)名称

Diagnosis of small fiber neuropathy:A comparative study of fiveneurophysiological tests

2)著者

JP Lefaucheur

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Neurophysiologie Clinique/Clinical Neurophysiology (2015) NEUCLI-2501; No. of Pages 11

4)概要

概要 小繊維ニューロパシー(SFN)の診断は、臨床神経生理学の課題であるが、従来の神経伝導検査はこの目的には不適切
であるため、さまざまな神経生理学的検査が提案されている。この研究では、トランスサイレチン遺伝子変異または単ク
ローン性免疫グロブリン血症に続発するアミロイド神経障害(n = 33)または可能性のある(n = 54)SFNの87人の患者に
おける5つの診断値を比較した(n = 30)。
検査には、温冷検出閾値(WDT、CDT)、レーザー誘発電位(LEP)および交感神経皮膚反応(SSR)の記録、および電気化学
的皮膚コンダクタンス(ESC)[本技術]を含めた定量的感覚検査が含まれていた。 Sudoscan[本技術]によるテストは、
4つの端(手と足)で実行された。臨床的に明確なSFNのすべての患者とSFNの可能性のある患者の70%が少なくとも1つの異
常がみられた。LEPが最も感度の高い検査であり(少なくとも1つの検査を受けた患者の79%)、ESC(61%)、WDT
(55%)、SSR(41%)、CDT(32%)がそれに続いた。Aデルタ感覚線維を評価するLEP、感覚C線維を評価するWDT、および
自律神経C線維を評価するESCの組み合わせは、SFNの診断に関連するアプローチとなる。SSRおよびCDTと比較して、これら
の3つのテストLEP、WDT、およびESCは、診断感度が大幅に向上しそれらの組み合わせにより、診断精度がさらに向上した。

1)名称

The diagnostic utility of Sudoscan for distal symmetric peripheral neuropathy

2)著者

A. Gordon Smith

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Journal of Diabetes and Its ComplicationsAccepted 27 February 2014

4)概要

目的:ポリニューロパチーにおいて神経伝導検査(NCS)はしばしば正常でありその診断は困難である。表皮内神経の皮膚
生検fiber密度(IENFD)は感度が優れていますが、侵襲的である。Sudoscan[本技術]は、電気化学的皮膚コンダクタンス
が機能的な汗腺の数に比例することを利用する。
方法:DSPが疑われる55人の患者(22人の糖尿病、2人の前糖尿病、31人の特発性)と42人の対照がユタ早期神経障害スケー
ル(UENS)とSudoscan[本技術]による検査を行った。それぞれは皮膚生検も行われた。
結果:足と手のESCは、コントロールと比較してDSPでは減少した(64±22対76±14 μSp b 0.005、および58±19対66±18
μSp b0.04)。糖尿病と特発性DSPの間に違いはなかった。足のSudoscanとIENFDはよい相関性があった(0.761と0.752)。
結論:Sudoscanは、糖尿病および特発性DSPの有望な診断テストであり、IENFDと同様の診断パフォーマンスを備えている。

1)名称

糖尿病神経障害における大径-小径線維機能連関:スドスキャンと神経伝導検査による検討

2)著者

馬場正之

3)雑誌名、年、月、号、ページ

臨床神経生理学51巻2023年(in press)

4)概要

【目的・方法】2型糖尿病(T2DM)における細径線維(SF)と大径線維障害(LF)の関係を知るために、T2DM患者168名でスドス
キャンSudoscan(SS)による電気化学皮膚コンダクタンス(ESC)と神経伝導検査(NCS)による糖尿病神経障害重症度馬場分類
(BDC)の関係を調べた。SSはフランスで開発された末梢C線維機能検査で本邦未導入なので、SSの有用性についても調べた。
【結果】BDCで検討症例の75%にLF障害が把握された。SSによる下肢ESC低下率は47%で、BDC-0度群の21%にESC低下があっ
た。ESC低下度・低下頻度とBDC進行の間には正の相関(p<0.001)がみられた。【結論】T2DMではSFとLFが平行的に障害さ
れる。SSの診断感度はNCSにやや劣るが、SSはLF障害が軽度な神経障害初期のSF障害診断に有効である。本邦神経障害診療
現場への速やかな導入が期待される。

1)名称

特になし

2)著者

特になし

3)雑誌名、年、月、号、ページ

特になし

4)概要

特になし

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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