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提案書21(4001頁~4203頁) (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

733203

迅速細胞診(検査中の場合)、乳腺、甲状腺への適用拡大

日本臨床細胞学会

【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
検査時に、採取現場に臨床検査技師が出向し、患者から採取 一般的に乳腺穿刺細胞診においては10-20%が採取量が少
された検体を速やかに標本作製し、染色、スクリーニング、診 なく診断不能となり、患者は再検査、あるいはコアニードルバ
断までを5-15分で行なって悪性細胞の有無を簡易報告す
イオプシーが行われる。小さい侵襲であるが、何度も針を刺さ
ることで、穿刺回数削減や病理診断率向上に貢献するのみ
れるという苦痛を受けることになる。
ならず、患者負担の軽減、医療費削減につながる技術である。 甲状腺においては熟練した医師をもってしても8-10%が検体
不良となる。甲状腺の場合は針生検が行われることはなく、多
【対象疾患】
くの場合、経過観察か摘出術が行われることになる。その結果、
甲状腺がんおよび乳がんが疑われる患者における超音波下 良性の結節であった場合には不必要な手術となり、悪性の場
針生検への適応拡大(下概略図)。
合には治療の遅れという患者への不利益が生じている。
適応拡大により、検体不良はそれぞれ0-4%、1.6%ときわめ
て少なくなり患者への不必要な侵襲を減らすことに加えて、細
胞診の結果がその日のうちに出ることになる。また、この技術
を併用することにより、生検正診率も向上し、治療方針の決定
を早め、患者の不安の解消、早期の治療開始による患者の予後
の改善が期待できる。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
超音波ガイド下の吸引生検法は触診ではわからない微小な病
変に対して行われる手技であり、血管損傷、神経損傷などの危
険を伴う。患者の安全性を確保するためには穿刺回数を1回で
も少なくする必要がある。検査中に細胞診を用いて検体採取
を確認することで穿刺回数を減少させ、再検査、再穿刺の回数
を減らして患者の安全性を確保することが可能である。
N病理診断 003 迅速細胞診 2 検査中の場合 (450点)
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