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市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書 (72 ページ)

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出典情報 市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書(10/10)《国民健康保険中央会、全国健康保険協会》
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4.事業の達成状況から見えてきた課題と対応の方向性
期待される成果の柱2

モデル事業共通

市町村国保と協会けんぽのデータを連携した分析‧活用の推進(2)
課題

今後の対応案

【課題③:データ分析の実施方法や役割分担が明確ではなく、マンパ
ワーや時間不足で健康課題の議論を深掘りできなかった】

○ 市町村国保と協会けんぽのデータを連携した共同(協働)分析の主体は市町村であり、都道府県内全市
町村の健康度と比較した分析等が実施可能な国保連合会が支援を行うとともに、協会けんぽ支部がデー
タ提供等について協力する。
その上で国保中央会と協会本部においては、全国で実施可能(かつ実施することが有益)と考えられる
分析手法の考え方を整理して共通フォーマット化を推進するほか、データ分析を担当する職員に対する
研修を実施する等、取組を支援する。
○ 協会けんぽ本部及び支部は、事業を実施する市町村が地域の健康課題を容易に把握することができるよ
う、市町村及び国保連合会と共同(協働)して分析デザイン等の検討に参画するとともに、関係者間で
決定した分析デザイン等に基づき、協会けんぽ支部がフォーマットにより集計データを国保連合会に提
供する仕組みを構築して、効率的に健康課題の深堀ができるようにする。

国保データと協会けんぽデータを活用した標準化該当比計算シート
(国立保健医療科学院作成)を踏まえ、優先して解決すべき地域の健
康課題に関する議論を行ったが、マンパワー不足のほかデータ分析‧
加工に関する実施方法等あり方を明確にしていなかったこともあり、
深掘した議論には至らなかった。

【課題④:データ分析の費用のあり方が明確ではなかった】
データ分析作業の実施主体や費用負担のあり方を明確化しておら
ず、結果として標準化該当比の算出作業全般について国保中央会が負
担した。

○ 協会支部及び国保連合会において、事業を進めるための分析を実施する際に充当できる財源の検討を行
う。

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