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市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書 (6 ページ)

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出典情報 市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書(10/10)《国民健康保険中央会、全国健康保険協会》
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1.モデル事業全体の進め方の検討(ねらいの設定と全体スキーム検討)

モデル事業共通

 モデル事業は、医療保険制度の枠を超えて被用者保険と地域保険が連携した生活習慣病予防‧健康づくりの取組、ひいては地域住民全体の健康度の向上に向けた施
策の全国的な推進を目指したものである。
 具体的な内容を詰めるにあたって、各組織の対象者の健康課題や組織目標‧体制、マンパワーや予算の状況、取組内容‧方法や事務取扱ルール等の様々な違いが多
くあったため、組織間で問題意識をすり合わせ、取組のねらい等を明確化して共有するなど、全体スキームを始めから検討する必要があった。
 制度‧対象者‧運営体制の異なる複数の主体が連携するためには、共通の目的認識と共同で実施可能なスキーム構築が不可欠であった。これらの障壁を乗り越える
ために、双方が保有するデータ分析等に基づき丁寧に協議‧検討を積み上げ、認識の共有と合意形成に努めつつ、モデル事業全体の事業スキーム、共通の事業内
容、手順等を整理した実施要綱を策定し、実施市町村等に提示し事業の立ち上げを支援した。
 本章では、モデル事業立ち上げに向けた検討経過をたどりつつ、どのように事業設計‧合意形成がなされたのかを明らかにする。
< 全体スキーム >
全体調整
モデル対象地域
(佐賀県鳥栖市、鳥取
県湯梨浜町)の健康課
題の把握‧分析

ハイリスクアプローチ

ポピュレーションアプ
ローチ

実施
市町
選定

事業実施要
綱づくり協

地域の健康課題に
ついて関係者間で
協議‧認識共有

市町と協会けんぽ間の
業務委託契約支援
地域における健康課題
の深掘り

協会けんぽ

協会けんぽ

市町の契約‧準備

市町の契約締結

ポピュレーション
アプローチの検討

〇特定保健指導の実施
‧特定保健指導の利用勧奨
‧特定保健指導

実施支援‧ヒアリング
事業評価等
注:二重線部分は市町での実施場面

〇重症化予防の実施
‧医療機関未受診者への受診勧奨の実施

市町からの事
業報告書の提
出‧
最終評価‧
報告書の取り
まとめ

ポピュレーションアプローチの準備‧実施
市町‧協会けんぽより
必要データの提供

事業評価‧報告書とり
まとめ

中間まとめ
の作成

中間まとめ
の作成

市町‧協会けんぽより
必要データの提供
実施支援‧ヒアリング
事業評価等

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