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市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書 (43 ページ)
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出典情報 | 市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書(10/10)《国民健康保険中央会、全国健康保険協会》 |
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(2)健康課題の把握
湯梨浜町事業
令和5年度の事業開始前に、湯梨浜町、協会けんぽ本部‧支部、鳥取県国保連合会、国保中央会が健康課題の把握のための打合せを3回実施して、関係者それぞれ
の視点から湯梨浜町における健康課題を議論した。
湯梨浜町の健診結果は、血圧と血糖値で有所見者率が高い傾向にあること、国保において運動習慣がない者、飲酒頻度や飲酒量が多い者が多い点が指摘された。
項目
鳥取県の傾向
スコアリングレポート
内容(データ元)
NDBオープンデータの分析に
基づく住民全体の状況
NDBオープンデータ
分析結果
【健診受診率‧特定保健指導実施率】
‧特定健診受診率は、国保は全国と比べて低く33位、一方、協会けんぽは25位となっている
‧特定保健指導実施率は、国保は34位、協会けんぽは19位(被扶養者は47位)となっている。
【メタボの状況】
‧腹囲やBMIの値は、全国と比べて低く、血圧は男女とも高い。
‧生活習慣病リスクの国保の場合、血糖‧血圧‧脂質いずれにおいても全国平均よりもリスクが高い。
(国保では「血糖リスクあり」の割合が全国平均より若干高い。協会けんぽ(男性‧女性とも)では、「血圧リスクあり」
の割合が全国平均より若干高い。)
‧運動‧飲酒リスクが高い。
(特に協会けんぽの運動リスクは、全国で男性2位、女性1位となっている。)
【生活習慣等】
‧運動習慣は、経年的に改善傾向にあるが、全国と比べて運動習慣は低い。
‧睡眠で休息を感じている割合が低く、徐々に悪化傾向にある。
‧睡眠習慣リスクも、国保、協会けんぽともにリスクが非常に高い結果となっている。
湯梨浜町の傾向
協会けんぽ加入者+国保加入者
の合算データに基づき、県全体
と比較分析
【メタボの状況】
‧生活習慣病リスク要因である腹囲やBMIは低い。協会けんぽの鳥取県全体の傾向と一致する。
‧空腹時血糖が≧126mg/dlの割合は、他の地域と比べて高めである。
‧ HbA1c5.6%以上は、女性が高く、男性は低い。
‧血圧Ⅰ度、Ⅲ度は、男女とも他の地域よりも高い。Ⅱ度は、女性が高い。
‧共通して血圧リスクは高く、男性は脂質リスク、女性は代謝リスクが高い傾向にある。
湯梨浜町国保の傾向
KDBデータに基づく国保加入者
の状況
【医療費の状況】
‧男性の腎不全の外来医療費が鳥取県平均よりも高い。
【生活習慣の状況】
‧運動習慣のリスクと飲酒習慣のリスクが高い傾向がある。
【血糖値‧血圧の状況】
‧血糖値リスク、血圧リスクを持つ割合が、全国平均に比べてやや高い。
上記の分析結果を議論する中で、血圧などの生活習慣病のリスク要因を持つ町民が多いこと、被扶養者の健診受診率が低く、特に60歳以降に国保に移行後
の健診受診率も低いことが指摘された。また、湯梨浜町からは、若年層の自殺件数が多いとの意見があり、メンタルヘルスのケアが必要であるという共通
の課題認識を行った。
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湯梨浜町事業
令和5年度の事業開始前に、湯梨浜町、協会けんぽ本部‧支部、鳥取県国保連合会、国保中央会が健康課題の把握のための打合せを3回実施して、関係者それぞれ
の視点から湯梨浜町における健康課題を議論した。
湯梨浜町の健診結果は、血圧と血糖値で有所見者率が高い傾向にあること、国保において運動習慣がない者、飲酒頻度や飲酒量が多い者が多い点が指摘された。
項目
鳥取県の傾向
スコアリングレポート
内容(データ元)
NDBオープンデータの分析に
基づく住民全体の状況
NDBオープンデータ
分析結果
【健診受診率‧特定保健指導実施率】
‧特定健診受診率は、国保は全国と比べて低く33位、一方、協会けんぽは25位となっている
‧特定保健指導実施率は、国保は34位、協会けんぽは19位(被扶養者は47位)となっている。
【メタボの状況】
‧腹囲やBMIの値は、全国と比べて低く、血圧は男女とも高い。
‧生活習慣病リスクの国保の場合、血糖‧血圧‧脂質いずれにおいても全国平均よりもリスクが高い。
(国保では「血糖リスクあり」の割合が全国平均より若干高い。協会けんぽ(男性‧女性とも)では、「血圧リスクあり」
の割合が全国平均より若干高い。)
‧運動‧飲酒リスクが高い。
(特に協会けんぽの運動リスクは、全国で男性2位、女性1位となっている。)
【生活習慣等】
‧運動習慣は、経年的に改善傾向にあるが、全国と比べて運動習慣は低い。
‧睡眠で休息を感じている割合が低く、徐々に悪化傾向にある。
‧睡眠習慣リスクも、国保、協会けんぽともにリスクが非常に高い結果となっている。
湯梨浜町の傾向
協会けんぽ加入者+国保加入者
の合算データに基づき、県全体
と比較分析
【メタボの状況】
‧生活習慣病リスク要因である腹囲やBMIは低い。協会けんぽの鳥取県全体の傾向と一致する。
‧空腹時血糖が≧126mg/dlの割合は、他の地域と比べて高めである。
‧ HbA1c5.6%以上は、女性が高く、男性は低い。
‧血圧Ⅰ度、Ⅲ度は、男女とも他の地域よりも高い。Ⅱ度は、女性が高い。
‧共通して血圧リスクは高く、男性は脂質リスク、女性は代謝リスクが高い傾向にある。
湯梨浜町国保の傾向
KDBデータに基づく国保加入者
の状況
【医療費の状況】
‧男性の腎不全の外来医療費が鳥取県平均よりも高い。
【生活習慣の状況】
‧運動習慣のリスクと飲酒習慣のリスクが高い傾向がある。
【血糖値‧血圧の状況】
‧血糖値リスク、血圧リスクを持つ割合が、全国平均に比べてやや高い。
上記の分析結果を議論する中で、血圧などの生活習慣病のリスク要因を持つ町民が多いこと、被扶養者の健診受診率が低く、特に60歳以降に国保に移行後
の健診受診率も低いことが指摘された。また、湯梨浜町からは、若年層の自殺件数が多いとの意見があり、メンタルヘルスのケアが必要であるという共通
の課題認識を行った。
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