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市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書 (68 ページ)
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出典情報 | 市町村国保と全国健康保険協会(協会けんぽ)が共同して進める健康づくりモデル事業報告書(10/10)《国民健康保険中央会、全国健康保険協会》 |
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3.モデル事業に当たって設定したねらいと達成できたこと
モデル事業共通
ここでは、今回のモデル事業を実施するに当たって設定したねらいと、当面の「期待される成果」(5本柱)の関連を示しその達成状況を概観する。
モデル事業の実施にあたっては、事業を一過性のものに終わらせることなく、改善しつつ発展させて継続的に横展開していくことをねらいとした。そのため、
実施要綱において①〜⑤のねらいを設定し、2年間のモデル事業を行う中で、中長期的に検討が必要な内容についても継続的な検討課題とした。
※ 「期待される成果の柱」については、P.69〜76の「4.事業の達成状況から見えてきた課題と対応の方向性」に対応している。
当初設定したねらい
【項目】
【内容】
①市町村‧国
保中央会‧
国保連合
会‧協会け
んぽ間の協
力‧連携
医療保険者の枠組みを超
えた、生涯を通じた疾病
予防や健康づくりに資す
るための関係者間の協力
や連携のあり方を検討‧
提案
②事業の効果
的‧効率的
な運営内
容‧方法、
課題への対
応方策
特定健診‧特定保健指
導、重症化予防等の事業
の効果的‧効率的な運用
内容や方法、その他諸課
題への対応方策等を検
討‧提案
期待される成果
モデル事業を通じての達成状況
柱1「市町村国保と協会け
んぽの連携体制‧関係者
の顔が見える関係性の構
築」
(達成できたこと)
実施市町と協会けんぽ支部の間で何度も協議を重ねることで、相互の連携を深めることができた。国保中央
会、連合会や協会けんぽ本部も健康課題の把握や進捗確認の会議などを通じて、情報共有‧連携を図った。
また、鳥栖市では市が行っている健康課題分析のための学習会に協会けんぽ支部職員が参加するなど接点を
深めたほか、湯梨浜町では湯梨浜町版の地域‧職域連携推進会議を設置して、地域保険や職域保険を担う組
織も構成メンバーとして参画し、関係機関が連携した取組を重ねた。
柱3「将来的に国保への加
入が想定される協会けん
ぽ加入者に対するハイリ
スクアプローチの実施手
法の提示」
(達成できたこと)
本事業の協会けんぽとの個別契約により、市町村が対象者リストを入手できるため、青壮年期からの積極的
な早期介入が可能となった。
また、健康課題の把握から特定保健指導や重症化予防に至るハイリスクアプローチ及び共同したポピュレー
ションアプローチまで一体的な実施について、モデル事業の実施を通し、はじめて一定の標準的な手順を構
築することができた。
また、市町村国保におけるこれまでの指導方法と同様に、対象者一人ひとりの状況に合わせた教材や個人別
カルテを作成して説明するなど、特定保健指導の実施率を高める効果のある工夫を収集することができた。
鳥栖市のハイリスクアプローチでは、対象とした協会けんぽの被扶養者全員が特定保健指導を受けいれ、全
員が指導を最後まで終了した。また、医療機関受診勧奨においても、全員が説明を受け入れ、そのうち7割が
医療機関を受診した。
67
モデル事業共通
ここでは、今回のモデル事業を実施するに当たって設定したねらいと、当面の「期待される成果」(5本柱)の関連を示しその達成状況を概観する。
モデル事業の実施にあたっては、事業を一過性のものに終わらせることなく、改善しつつ発展させて継続的に横展開していくことをねらいとした。そのため、
実施要綱において①〜⑤のねらいを設定し、2年間のモデル事業を行う中で、中長期的に検討が必要な内容についても継続的な検討課題とした。
※ 「期待される成果の柱」については、P.69〜76の「4.事業の達成状況から見えてきた課題と対応の方向性」に対応している。
当初設定したねらい
【項目】
【内容】
①市町村‧国
保中央会‧
国保連合
会‧協会け
んぽ間の協
力‧連携
医療保険者の枠組みを超
えた、生涯を通じた疾病
予防や健康づくりに資す
るための関係者間の協力
や連携のあり方を検討‧
提案
②事業の効果
的‧効率的
な運営内
容‧方法、
課題への対
応方策
特定健診‧特定保健指
導、重症化予防等の事業
の効果的‧効率的な運用
内容や方法、その他諸課
題への対応方策等を検
討‧提案
期待される成果
モデル事業を通じての達成状況
柱1「市町村国保と協会け
んぽの連携体制‧関係者
の顔が見える関係性の構
築」
(達成できたこと)
実施市町と協会けんぽ支部の間で何度も協議を重ねることで、相互の連携を深めることができた。国保中央
会、連合会や協会けんぽ本部も健康課題の把握や進捗確認の会議などを通じて、情報共有‧連携を図った。
また、鳥栖市では市が行っている健康課題分析のための学習会に協会けんぽ支部職員が参加するなど接点を
深めたほか、湯梨浜町では湯梨浜町版の地域‧職域連携推進会議を設置して、地域保険や職域保険を担う組
織も構成メンバーとして参画し、関係機関が連携した取組を重ねた。
柱3「将来的に国保への加
入が想定される協会けん
ぽ加入者に対するハイリ
スクアプローチの実施手
法の提示」
(達成できたこと)
本事業の協会けんぽとの個別契約により、市町村が対象者リストを入手できるため、青壮年期からの積極的
な早期介入が可能となった。
また、健康課題の把握から特定保健指導や重症化予防に至るハイリスクアプローチ及び共同したポピュレー
ションアプローチまで一体的な実施について、モデル事業の実施を通し、はじめて一定の標準的な手順を構
築することができた。
また、市町村国保におけるこれまでの指導方法と同様に、対象者一人ひとりの状況に合わせた教材や個人別
カルテを作成して説明するなど、特定保健指導の実施率を高める効果のある工夫を収集することができた。
鳥栖市のハイリスクアプローチでは、対象とした協会けんぽの被扶養者全員が特定保健指導を受けいれ、全
員が指導を最後まで終了した。また、医療機関受診勧奨においても、全員が説明を受け入れ、そのうち7割が
医療機関を受診した。
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