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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00279.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第9回 8/21)《厚生労働省》
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現状と課題
(巡回診療、医師派遣等の支援)

DPCの「体制評価指数」において、「へき地医療拠点病院の指定かつ巡回診療、医師派遣、代診医派遣を合算で年12回以上実施
していること」等を評価している。

医療資源の少ない地域に関するヒアリング調査では、地域の外来診療を、へき地医療拠点病院ではない近隣病院からの医師派遣
に頼っている現状に関する意見があった。

全二次医療圏の人口平均値は約28.2万人であり、中央値は約22.3万人であった。二次医療圏の人口密度にはばらつきがあり、全
二次医療圏の平均値以下である二次医療圏は268医療圏であり、全国の人口密度以下である二次医療圏は194医療圏であった。

へき地医療拠点病院における主要3事業(巡回診療、医師派遣、代診医派遣)の実施状況について、総合入院体制加算や急性期
充実体制加算を届け出ている拠点的な病院においても、巡回診療やへき地診療所等への医師派遣、代診医派遣を実施しており、
代診医派遣については、届出のない医療機関と比較して、届出のある医療機関の方が多く実施している。このような拠点的な病
院では、自院における救急搬送受入や手術等の診療に加えて、当該事業等を通じて、地域医療提供体制の確保において重要な役
割を担っている病院もあると考えられる。

情報通信機器を用いた診療の届出を行っているへき地医療拠点病院は83施設、へき地診療所は134施設。へき地拠点病院におい
て、オンライン診療による巡回診療を実施した医療機関は7施設であり、実施した巡回診療のうちほとんどをオンライン診療で
実施している医療機関もみられた。

情報通信機器を用いた診療により算定可能な医学管理料の算定回数は、令和6年度改定前から算定可能な医学管理料の多くで増
加傾向である。

地域医療支援病院については、地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修を行うこととされていたが、令和5年医療法改
正において、地域におけるかかりつけ医機能の確保のための研修も含めて研修を行うこととされた。

【課題】


医療資源の少ない地域における医療の提供の評価や、医療資源の少ない地域に関するヒアリング調査結果についてどのように評
価するか。
○ 人口・医療資源の少ない地域等をとりまく状況や巡回診療、医師派遣等の支援の現状についてどのように評価するか。

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