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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00279.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第9回 8/21)《厚生労働省》
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中間とりまとめ抜粋
6-1.医療区分や疾患・状態、処置等の該当状況について
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 療養病棟は看護職員 20 対1配置であり、医療区分2・3の患者に多数対応することは難しいため、医療区分の
高い患者を受け入れられるような医療の体制について検討が必要であるとの意見があった。
6-2.経腸栄養管理加算・摂食嚥下機能回復について
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 中心静脈栄養を実施したうち、身体的拘束を実施した割合が高い病棟もある。事故抜去を防ぐことと両立しな
ければならないので、人員配置や、患者の状況やリスクなどを深掘りしながら、どうすれば拘束を減らしていけ
るのか分析していってほしいとの意見があった。
○ 療養病棟は在宅医療とともに整備され、メリハリある体制となるべきであり、身体的拘束の実施状況も踏まえ
つつ、経腸栄養に切り替えるための工夫について検討すべきとの指摘があった。
○ 経腸栄養管理加算を算定している医療機関は 9.3%と少なく、要件となっている栄養サポートチーム加算の届
出は研修を受けた医師・看護師等の配置が難しいことが調査で示されており、施設基準について検討を深めては
どうかとの意見があった。
○ 療養病棟における身体的拘束については、どのような患者に実施されているかを含めた分析が必要との意見が
あった。
【今後の検討の方向性】
○ 前回改定時の医療区分の見直し後の、それぞれの入院料における満たす割合について詳細に検討する。
○ 身体的拘束の実施について、患者像や治療内容を踏まえて分析し、本来必要のない身体的拘束があるか検討す
る。
○ 経腸栄養への移行を評価するために設けられている各種加算の届出状況や届出できない理由を踏まえつつ、こ
れらを算定している医療機関におけるアウトカムを含めて分析を行い、経腸栄養への移行をめざすにあたっての
適切な評価・分析について検討する。

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