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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00279.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第9回 8/21)《厚生労働省》 |
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(質の高いリハビリテーションについて)
• 運動器リハビリテーション料を改定前に1日6単位を超えて実施した患者と、改定後に1日5~6単位実施した患者につい
て、FIM利得に大きな変化はない。
• 廃用リハビリテーション料では、7単位/日以上の実施によるFIM利得が比較的小さいが、一部廃用症候群リハビリテー
ション料の割合が多い施設が見られた。
• 回復期リハビリテーション病棟における廃用症候群リハビリテーション料の算定割合は7.3%であった。また、傷病名のう
ち、廃用症候群が55.0%であった。
• 発症後の機能回復を図る上では、ベッド上等で行われる徒手でのアプローチのみでは不十分であり、他のアプローチと
組み合わせた介入が重要である。
• 入棟時のFIM運動項目が20点以下かつ要介護4、5の患者は、運動項目のFIM利得が相対的に低かった。
• 入棟時のFIM運動項目が20点以下かつ要介護4、5の患者は、1日あたりの平均リハビリ実施単位数は相対的に多かっ
た。
• 退院前訪問指導を一定割合以上行っている病棟、施設では、リハビリテーション実績指数や自宅復帰率が良好であった。
• 退院前訪問指導では、ほとんどの施設で60分以上の実施時間を要しており、120分以上150分未満の割合が最も多く、外
部との調整に係る項目も80%以上の病棟で行われていた。
(質の高いリハビリテーション提供体制について)
• 令和6年11月1日時点で地域支援事業に参加している回復期リハビリテーション病棟は、約70%であった。
• 生活機能の回復に資する診療報酬には、排尿自立支援加算や摂食嚥下機能回復体制加算があるが、回復期リハビリ
テーション病棟入院料の届出施設においては、これらの加算を届け出ている施設はそれぞれ24.2%、8.7%であった。
【課題】
○ 質の高いリハビリテーションについて、リハビリテーションの実施状況等を踏まえ、現状をどのように評価するか。
○ 質の高いリハビリテーション提供体制について、加算の届出状況等を踏まえ、現状をどのように評価するか。
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