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【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (90 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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げて強力に推進する」「自立支援・在宅復帰・社会復帰に向けたリハビリテーションの
推進に取り組む」「高齢者の社会参加促進や要介護認定率の低下に向け、データを活用
したエビデンスに基づく取組として、地域の多様な主体の連携協力や、成果指向型の取
組等による効果的な介護予防やリハビリテーションを充実する」等と記述あり、介護デ
ータの利活用、医療介護連携、介護予防、リハビリテーションの推進をはじめ、サービ
スの効率化・質の向上を図る研究を推進する。
【統合イノベーション戦略 2025】(令和7年6月6日閣議決定)
「介護の生産性向上に向けて、介護テクノロジーの開発・普及を促進するとともに社会
実装を支援する」
「地域・職域連携の推進、個人の健康づくりへの取組促進などを行う」
「我が国の健康・医療関連産業の国際展開を推進する」等とあり、医療介護連携、介護
予防、リハビリテーションの推進に関する研究を進める。
【健康・医療戦略】
(令和7年2月 18 日閣議決定)
「健康・医療・介護データ基盤の整備などデータヘルス改革を進め、AI やビッグデー
タ等の利活用による創薬、医療機器等の研究開発の進展や、新たなヘルスケアサービス
の創出等に向け、データ利活用において世界最先端の環境づくりを進める」等とあり、
介護データの利活用に関する研究を推進する。


他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
AMED が実施する長寿科学研究開発事業は、主に高齢者の介護に関連する技術水準・手
法等の向上を目的とした研究に取り組み、介護現場に資する技術の開発を行い、社会実
装を目指す。それに対して、本研究事業は成果を政策に活用することをより積極的に目
指し、行政的課題を解決するための研究を推進する。

Ⅲ 研究事業の評価
(1)必要性の
高齢者介護政策を効果的かつ効率的に推進できるよう、高齢者に特有の疾
観点から
患、病態に着目し、高齢者の生活の質の維持・向上、健康寿命の延伸に寄与
する研究成果を創出する必要がある。要介護認定審査や僻地、中山間地域、
小「」規模自治体の医療・介護連携等、重要な課題を扱うテーマが設定され
ている。
(2)効率性の
外部専門家による事前評価、中間評価及び事後評価を実施することによっ
観点から
て、事業計画・実施体制の妥当性と効率性を確認している。研究課題は、行
政課題に合致し、成果を速やかにかつ効率的に政策立案に利用することがで
きるよう、設定されている。研究班会議への担当者の参加等を通して定期的
に進捗管理を行うことなど、研究を効率的に推進する体制が整備されてい
る。
(3)有効性の
本研究事業により科学的根拠が蓄積され、各種介護サービスの効果判定や
観点から
新たな方法等が提案され、制度や社会情勢に沿った行政事業に成果が活用さ
れるほか、長寿科学の研究を担う研究者等の人材が養成されることも極めて
重要である
(4)総合評価
地域包括ケアシステムの維持・深化に取り組むとともに、高齢者に特有の
疾患、病態に着目し、高齢者の生活の質の維持・向上を図り、健康寿命の延
伸に資する介護予防および介護サービスに係る科学的根拠を創出されるこ
とが期待される。

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