【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (103 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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とが必要不可欠である。
また、精神障害分野においては、入院医療を中心とした体制から、精神障
害を有していても地域で安心して生活できる社会とするために、精神保健医
療福祉施策を推進する必要がある。そのためには、精神障害者の精神疾患の
状態や特性に応じた医療提供体制の適正化を推進し、地域における多職種に
よるチームが様々なサービスを提供できる体制の構築が必要であり、そのた
めに必要な政策的研究を行うことが不可欠である。
(2)効率性の
身体、知的、感覚器、精神障害、発達障害など障害に関連する幅広い分野
観点から
において、それぞれの分野の見識を持つ研究者による研究が想定され、現場
の実態に即した効率的な研究が可能となる。加えて、研究結果も研究者への
速やかな共有がなされ、現場への還元や効果的な実装が期待される。また、
政策提言に繋がる有用性の高い研究を優先的に採択することにより、効率的
な運用を図っている。
(3)有効性の
障害全般に関して、地域においてきめ細やかな居宅・施設サービス等を提
観点から
供できる体制づくり、障害の適切な理解と社会参加の促進方策等、障害者の
総合的な保健福祉施策に関する政策提言を行うことで、障害者の共生社会の
実現と社会的障壁の除去に繋がる研究成果が期待され、有効性が高い。
また、精神障害分野においては、入院医療を中心とした体制から、精神障
害を有していても地域で安心して生活できるような社会の実現に向け、精神
科医療提供体制の適正化に関する政策研究や、地域を支える医療保健福祉サ
ービスに関する政策研究は、精神障害者にも対応した地域包括ケアの実現に
つながる成果が期待される。
(4)総合評価
障害者の自立、社会参加の促進、障害者への支援方法の開発等を行うこと
により、障害者への適切なサービス提供や支援の向上が期待できる。また、
精神疾患に関する支援手法の開発・普及等を図ることで、精神医療の全体の
質の向上につながることが期待され、精神障害にも対応した地域包括ケアシ
ステムの構築、第8次医療計画の見直しに資する。
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