【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (70 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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【成果の利用】腎不全患者の症状緩和を目的とした医療提供体制を整備することによっ
て、全国における診療水準の向上が期待される。
【課題名】慢性腎臓病患者の在宅医療や在宅透析の普及に資する実態調査研究
【概要】日本においては、腎臓病患者の終末期を含めた在宅医療の方法は確立されてい
ない。また、2023 年末時点で慢性透析療法を実施している患者のうち、腹膜透析を行
っている患者は 3.1%、在宅血液透析を行っている患者は 0.2%と在宅透析が依然とし
て少ない現状がある。そのため、慢性腎臓病患者の在宅医療、在宅透析の課題点、適
切な方法の確立を行う。
【成果の利用】慢性腎臓病患者の終末期を含めた在宅医療のあり方、在宅透析を普及さ
せるための方法について提言を行う。腹膜透析等の在宅透析を含めた、個人の生活環
境に応じた適当な選択が可能となる。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2024】 (令和7年6月 13 日閣議決定)
第3章 中長期的に持続可能な経済社会の実現
2.主要分野ごとの重要課題と取組方針
(がん、循環器病等の疾患に応じた対策等)
がん対策、循環器病対策、慢性腎臓病対策(※)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性疼痛
等の疾患に応じた対策、難病対策、移植医療対策、アレルギー対策、依存症対策、難聴
対策、栄養対策、受動喫煙対策、科学的根拠等に基づく予防接種の促進を始めとした肺
炎等の感染症対策、更年期障害や骨粗しょう症など総合的な女性の健康支援を推進す
る。
(※)腎不全患者の緩和ケアを含む。
【第2期健康・医療戦略】(令和2年3月 27 日閣議決定、令和3年4月9日一部変更)
4. 具体的施策
4.1.世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発の推進
(1)研究開発の推進
疾患領域に関連した研究開発
(生活習慣病)
・慢性腎臓病の診断薬や医薬品シーズの探索及び腎疾患の病態解明や診療エビデンスの
創出に資する研究開発
【第3期健康・医療戦略】(令和7年2月 18 日閣議決定)
3.集中的かつ計画的に講ずべき医療分野研究開発等施策
3.1 世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発
(4) 疾患領域に関連した研究開発
循環器疾患・糖尿病等の生活習慣病や、免疫アレルギー疾患等の様々な疾患を対象に、
生活習慣病の発症を予防する新たな健康づくりの方法の確立、循環器病の病態解明や革
新的な予防、診断、治療、リハビリテーション等に関する研究開発、各個人に最適な糖
尿病の重症化予防方法及び重症化後の予後改善、QOL 向上を推進する。
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