【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (102 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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までに時間を要するという課題もある。そのため、養成の各段階における詳細な到達
目標と手話能力の評価尺度の統一化を図るため、「手話能力到達度指標」の策定を検
討する。
【成果の活用】より短期間での手話能力の向上が図られることにより、一定の質が確保
された手話奉仕員・手話通訳者の増加を促し、聴覚障害者の情報保障に資する。
【課題名】小児を含む脳脊髄液減少症の疫学調査(患者数や症状、経過等)、病態解明、
客観的診断法の確立
【概要】
「脳脊髄液減少症」という概念が提唱されているが、その病態は未解明な点が多
く、病態解明及び客観的診断法の確立が急がれている。小児を含む脳脊髄液減少症に
ついて、その疫学(患者数や症状、経過等)を調査し、病態を解明し、客観的診断法
の確立を目指す。
【成果の活用】脳脊髄液漏出症の画像診断基準のアップデートや診療ガイドラインの作
成に貢献する。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2025】 (令和7年6月 13 日閣議決定)
骨太の方針 2025 に記載されている、
「医療・介護・障害福祉の処遇改善について、過去
の報酬改定等における取組の効果を把握・検証し、2025 年末までに結論が得られるよう
検討する。」
「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた行動計画」に沿
って、障害の社会モデルの考え方に基づく施策を推進する。
「障害者基本計画(第5次)」
に基づき、障害者差別の解消、ユニバーサルデザインのまちづくりや心のバリアフリー
の取組の推進、就労や地域生活の支援、アクセシビリティ向上を促進する。」
「医療・介
護・障害福祉分野の生産性向上・省力化を実現し、職員の負担軽減や資質向上につなげ
るとともに、地域医療連携推進法人、社会福祉連携推進法人の活用や小規模事業者のネ
ットワーク構築による経営の協働化・大規模化や障害福祉サービスの地域差の是正を進
める。」等に対応している。
【健康・医療戦略(第3期)】(令和7年2月 18 日閣議決定)
健康・医療戦略に記載されている、
「疾患領域は、がん、難病・希少疾病に加え、生活習
慣病、神経疾患・精神疾患、老年医学・認知症、成育、歯科口腔保健については、各疾
患に注目しつつ、ライフコースの視点で全体的なマネジメントを導入して研究開発を推
進する。」「障害者の誰もがスポーツを楽しめる環境の整備」等に対応している。
2
他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
「障害者政策研究事業」は、AMED での「障害者対策総合研究事業」で開発されたリハ
ビリテーションや生活支援のシステムや精神疾患の治療法等を障害者政策分野で活用
するための政策研究を実施する。
Ⅲ 研究事業の評価
(1)必要性の
障害者支援のさらなる充実や適正化、支援者に対する知識・技術の向上等
観点から
を推進する施策等の実現に向けた基礎資料の収集等に関する研究を行うこ
とで、障害者を取り巻く現状について知見を深め、それにより障害者の社会
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