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【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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~賃上げの定着と戦略的な投資による所得と生産性の向上~
6.幸せを実感できる包摂社会の実現
(女性活躍)
女性の経済的自立に向け、L字カーブの解消に資するよう、女性版骨太の方針 2024 に
基づき、プライム市場上場企業の女性役員に係る数値目標の達成に向けた女性の採用・育
成・登用の強化、女性起業家支援、女性の所得向上やデジタル分野への就労支援を始めと
するリ・スキリングの推進、投資家の評価の活用等による仕事と育児・介護・健康課題等
との両立支援、アンコンシャスバイアスの解消等を含む女性活躍推進に向けた意識啓発、
公務部門における更なる女性活躍の推進を図るとともに、新たな中核的組織整備の検討
と具体化等により地域における男女共同参画社会の形成を促進する。また、IT分野を始
め理工系分野の大学・高専生、教員等に占める女性割合の向上に向け、女子中高生の関心
を醸成し、意欲・能力を伸長するための産学官・地域一体となった取組や大学上位職への
女性登用等を促進する。男女共同参画の視点に立った防災・復興の推進、女性・平和・安
全保障(WPS)の推進、多様な被害者への相談支援の充実等の性犯罪・性暴力対策やD
V対策の推進、官民協働の支援体制構築など困難な問題を抱える女性への支援に関する
法律の着実な実施による支援の強化、悪質ホストクラブ対策の推進、性差を踏まえた職
域・地域における相談支援体制の充実、フェムテックの推進、女性の健康ナショナルセン
ター(仮称)における診療機能の充実及び研究の推進など生涯にわたる女性の健康への支
援等に取り組む。
「女性活躍・男女共同参画の重点方針 2024(女性版骨太の方針 2024)」
Ⅲ個人の尊厳と安心・安全が守られる社会の実現
(7)生涯にわたる健康への支援
④性差に応じ更年期などにおける健康を支援する取組の推進(総合対策の確立)
「第5次男女共同参画基本計画」(令和2年 12 月 25 日閣議決定)
Ⅱ 安全・安心な暮らしの実現
第7分野 生涯を通じた女性の健康支援


他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
AMED が実施する「女性の健康の包括的支援実用化研究事業」では、女性特有の疾病に
関する研究、男女共通課題のうち特に女性の健康に資する研究等を行っている。一方、
厚生労働科学研究費補助金で実施する「女性の健康の包括的支援政策研究事業」は、こ
うした成果を国民に還元するため、女性の健康に関する社会環境の整備に関する研究等
を実施し、研究成果を施策に反映することを目的としている。今後は必要に応じて子ど
も家庭庁の所管する研究事業との連携を検討していく。

Ⅲ 研究事業の評価
(1)必要性の
令和6年6月に閣議決定された「女性活躍・男女共同参画の重点方針 2024
観点から
(女性版骨太の方針 2024)」においても示されたとおり、女性の健康課題に
ついては、その心身の状態が人生の各段階に応じて大きく変化するという特
性から、調査研究にもとづく最新の知見を踏まえ、生涯にわたり、包括的に
支援していくことが求められている。また、令和6年 10 月に開所した女性
の健康総合センターとも連携して、女性の生涯にわたる様々な健康課題につ
いて検討し、政策的提言を行うための研究の推進がより一層求められてい
る。本研究事業はこれらの課題に早急に対応するために必要不可欠である。
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