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【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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・ 医療・ヘルスケア、ロボット、工場・プラント、インフラ・防災、安全保障、政府・
自治体等の重要分野や、介護、農林水産業等の人手不足が深刻な分野でのAIの活用を
促進する。また、それらの取組を通じて、地方創生を進める。
・ 統計作成等と整理できるAI開発等における本人同意の在り方や、課徴金等による
規律遵守の実効性確保等について検討し、「個人情報の保護に関する法律(平成 15 年
法律第 57 号)」の改正案を早期に提出する。
・ AIの責任の在り方の検討を進め、民間企業でのエージェントAI等の高性能AI
の開発・導入の促進や、政府における導入を検討する。
・ 「行政の進化と革新のための政府における適切な生成AIの調達・利活用に係るガ
イドライン(令和7年5月 27 日デジタル社会推進会議幹事会決定)」に基づき、政府
によるAIの適切な調達・利活用や得られた知見の共有を進める。
・ 地方におけるAIの本格的な導入を促進するため、地方の自治体や企業が参
加してAIの実証・導入を推進する機会・事例(AI北海道会議等)を増やし、普
及・広報を進める。
【健康・医療戦略(令和7年2月 18 日閣議決定)】
4.2 研究開発の環境の整備及び成果の普及等
(4)研究開発の成果の普及
○研究開発の公正かつ適正な実施の確保
・研究倫理に関連する法令・指針等の十分な遵守を促すとともに、研究開発を円滑に
実施できるよう、必要に応じ見直しを行う。
○研究開発における「社会共創」の取組推進
・社会の理解を得つつ実用化を進めることが必要な研究開発テーマについて、研究開
発の早期の段階から倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues:
ELSI)への対応を行う。
4.7世界最先端の研究開発のためのデータ利活用
○RWD 等の二次利用に関する制度的あい路の解消
・人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針など、医療や医学系研究に
おける個人情報の保護と利活用についての規制が複雑化しているため、規制の分か
りづらさにより研究が委縮することのないよう整理する。


他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
AMED 研究に対応する研究事業はないが、将来社会実装されうる技術動向を把握し、そ
れが社会に与えうる影響を検討し、必要な環境整備を推進することによって、最先端の
技術を実用化につなげようとする AMED 研究等の開発及び社会への受容が促進され、イ
ノベーション加速に資する。

Ⅲ 研究事業の評価
(1)必要性の
厚生労働分野に係る健康・医療関連に特化した具体的な倫理的法的社会的
観点から
課題(以下「ELSI」という。)は多く存在し、課題の抽出、解決に向けた研究
が求められている。
医療情報のデジタル化及びデジタルデータ(病理画像、CT・MRI 画像、手術
動画、ゲノム・データ等)については、AI 研究開発等への利活用の促進が肝
要であり、デジタルデータの AI 研究開発等への利活用に係る ELSI の抽出、
国際的な動向も踏まえた対応策の検討が必要である。
特に、ゲノム分野については、国民が安心してゲノム医療を受けられるた
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