【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (126 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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【概要】2040 年に向けた人口動態等の変化や医師の働き方改革等を踏まえ、地域の実情
に応じた在宅医療提供体制を構築するためには、在宅医療の体制構築に係る指標の見
直しや多職種連携と医療介護連携の推進が求められている。在宅医療の4つの医療機
能(退院支援、日常療養支援、緊急時の対応、看取り)を含む体制構築に関する地域
での潜在的な課題等(医療的ケア児等の多様な患者像、多職種や医療介護との連携、
災害時の対応等)を明らかにし、解決に向けた政策提言等を行う。
【成果の活用】令和 10 年度(予定)の第9次医療計画に関する検討会等において、在
宅医療等に係る指針等の検討の基礎資料とし、在宅医療提供体制の構築を推進する。
【課題名】効果的・効率的な特定行為に係る看護師の研修に関する研究
【概要】特定行為研修修了者の養成の増加を目指し、特定行為に係る看護師の研修にお
ける現状の調査、研修内容の見直し案を提示する。
【成果の活用】医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師特定行為・研修部会の審議
および看護基礎教育カリキュラム改正の基礎資料として活用する。
【課題名】新たな歯科保健医療ニーズに対応可能な歯科衛生士の研修制度構築に向けた
調査研究
【概要】在宅歯科医療や医科歯科連携等の推進するため、歯科衛生士の業務の課題、歯
科衛生士が歯科医師の手順書に基づく歯科診療の補助行為を行うことが効果的であ
ると考えられる具体的な業務内容等を調査する。併せて、現状の卒前教育、看護師の
特定行為研修等、海外の歯科衛生士の業務範囲・法制度、教育内容等についても文献
調査等を行う。これらを踏まえ、新たな研修制度に求められる研修内容・時間、研修
体制等について提案する。
【成果の活用】本研究の提案を基に、歯科衛生士の活用のための新たな制度の実現可能
性について検討し、国民に必要な歯科医療を提供する体制の整備につなげる。
【課題名】医師確保計画の効果的な推進についての政策研究
【概要】第8次(前期)医師確保計画による医師偏在対策の評価、医師偏在の是正に向
けた総合的な対策パッケージに基づき深化させた第8次(後期)医師確保計画・医師
偏在是正プランの集計、都道府県へのヒアリング等を行う。これらも踏まえ、医師確
保計画・医師偏在是正プランの評価・検討、医師偏在指標の見直し、第9次医療計画
及び医師確保策定ガイドラインの見直しのための検討を行う。
【成果の活用】第9次医療計画(前期)および以降の医師確保計画策定ガイドラインの
改訂検討のための基礎資料とする予定である。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2025 年改訂版】(令和7年6月 13 日)
・「労働生産性の向上の取組により、医師・看護師等の時間外労働の削減、合理的な配置
基準の見直しを目指す。」
・「85 歳以上を中心に高齢者数は 2040 年頃のピークまで増加すると見込まれる。また、
生産年齢人口の減少に伴い、医療従事者の確保は更に困難となることが見込まれる た
め、働き方改革等による労働環境の改善や、医療DX、タスクシフト・シェア等の省力
化の取組を着実に推進していくことが重要となる。」
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