【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (114 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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【概要】抗 HIV 療法の進歩により HIV 感染症が慢性疾患化する中で、抗 HIV 薬の副作用
や長期療養に伴う合併症の増加が問題となっている。またエイズの併存疾患として重
点的に対策すべき血友病においては、関節変形や易出血等の病態が療養上の課題とな
っている。HIV 感染症、血友病およびそれらの併存疾患について、関連医療費の実態
把握と適切な医療提供体制についての調査研究を行う。
【成果の活用】得られた知見を、各自治体における取組の支援等に活用するとともに、
各種通知・ガイドラインに活用する。また、エイズ動向委員会や UNAIDS への報告に
使用することで、エイズ関連施策へ活用する。
【課題名】HIV 感染症の曝露前及び曝露後の予防投薬の提供体制の整備に資する研究
【概要】HIV 感染症の曝露前予防(PrEP)は高い予防効果が示されているが、性感染症の
増加や薬剤耐性ウイルスの出現の懸念などから、適切な利用が必要とされている。国
内で増えている PrEP 利用の実態把握や医療提供体制の整備に資する調査を行う。
【成果の活用】得られた知見を、各自治体における取組の支援等に活用するとともに、
各種通知・ガイドラインに活用する。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 2025 改訂版(令和7年6月 13 日閣
議決定)】
○V - 5-(6)-②国民の安心・経営の持続続可能性-質の確保と選択肢の拡大-
ⅰ)予防・健康づくり領域に係るサービスの質の見える化・向上
国民が安心して予防・健康づくりサービスを選択しやすくなるよう、また品質が向
上し健全なマーケット形成に資するよう、
「質の見える化」を推進し、学会や民間団体
等によるエビデンスの整理や、サービスの質についての第三者による客観的な認証を
行う枠組みづくりを促進する。また、こうした枠組みの下、質が確保されたサービス
について保険者等による積極的な活用を推進する。
【経済財政運営と改革の基本方針 2025(令和7年6月 13 日閣議決定)】
○第3章 – 2 - (1)(全世代型社会保障の構築)
がん対策 220、循環器病対策 221、慢性腎臓病対策 222、慢性閉塞性肺疾患(COP
D)、慢性疼痛等の疾患に応じた対策、難病対策、移植医療対策 223、アレルギー対策
224、依存症対策、難聴対策、栄養対策、受動喫煙対策、科学的根拠等に基づく予防接
種の促進を始めとした肺炎等の感染症対策 225、更年期障害や骨粗しょう症など総合
的な女性の健康支援 226 を推進する。
【統合イノベーション戦略 2025(令和7年6月6日閣議決定)】
2.第6期基本計画の総仕上げとしての取組の加速(1)①(健康・医療)
・ 最先端の研究を支えるため、安定的体制によるデータベース、バイオバンク、バイ
オリソース等の次世代情報基盤や先端機器等の整備・高度化及び共用を促進し、次
世代医療の実現に向けたゲノムデータを含むオミックスデータ、臨床情報等を活用
したデータ駆動型研究等を推進する。
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