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【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】訪問看護事業における安全管理体制整備の推進及び国内の事故情報の分析等
が可能な体制の構築に関する調査研究
【概要】訪問看護事業所の安全管理体制の整備の推進のため、事故情報等の集積・分析、
対策の検討に関する先行研究及び実態調査を行う。また、標準的な安全管理体制整備
に役立つ指針の作成及び全国的に事故情報の集約・分析等を行うことが可能なモデル
の作成を行う。
【成果の活用】訪問看護サービスの質の向上を図ることで、地域包括ケアシステムの深
化・推進に寄与することが期待される。
【課題名】効果的かつ適切な要介護認定に資する研究
【概要】要介護認定調査に係るプロセスに、関係機関の業務負担の軽減を図りつつ、引
き続き適切な認定が行えるよう、実態調査等を行い、課題の整理及び効率的な見直し
について実証研究を行う。
【成果の活用】要介護認定の適正化、効率化を図ることで、地域包括ケアシステムの進
化・推進に寄与することが期待される。


参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画】(令和7年6月 13 日閣議決定)
「医療・介護DXについて、政府を挙げて確実かつ着実に推進する」
「国民が安心して予
防・健康づくりサービスを選択しやすくなるよう、また品質が
向上し健全なマーケット形成に資するよう、「質の見える化」を推進し、学会や民
間団体等によるエビデンスの整理や、サービスの質についての第三者による客観的
な認証を行う枠組みづくりを促進する」等と記述あり、介護データの活用に関する研究、
通いの場等を用いた介護予防、介護サービスの質の向上に資する研究等を進める。
【フォローアップ】(令和4年6月7日閣議決定)
「高齢者の状態やケアの内容等を収集・分析できるデータベース(LIFE)を用いた本格
的な分析を行い、分析結果を介護報酬改定やベストプラクティスの策定等に活用する」
「医療・ヘルスケアに関する製品・サービスの国際展開を進める」等と記述あり、LIFE
で収集される情報を活用した介護業務プロセスに関する研究、訪問看護サービスの安全
管理、ベストプラクティスに関する研究等を進め、国際展開できる知見を求める。
【成長戦略実行計画】(令和3年6月 18 日閣議決定)
「リアルタイムデータを迅速に収集し、分析能力を向上させ、きめ細やかな政策立案」
「データ流通を促進するルールの具体化やデータ取引の仕組みの整備など、包括的なデ
ータ戦略を推進する。医療、教育、防災等の準公共分野等において、データ標準の策定
やデータ連携基盤の整備等を支援するプログラムの創設を検討」等と記述あり、LIFE 等
を用いてデータを収集、分析するため、情報の安全管理等、基盤となる研究等を進める。
【経済財政運営と改革の基本方針 2025】(令和7年6月 13 日閣議決定)
「医療・介護DXの技術革新の迅速な実装により、全国で質の高い効率的な医療・介護
サービスが提供される体制を構築することについて、必要な支援を行いつつ、政府を挙
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