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【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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○健診・保健指導分野
【課題名】自身の健診結果等を個人が活用する際に必要な仕様に関する研究
【概要】基盤となる標準的なシステムやフォーマットに係る研究、民間 PHR 事業者との
連携に係る実証等を行い、必要な提言を行う。
【成果の活用】国が提供する PHR サービスモデルの構築に活用する。
○生活習慣病管理分野
【課題名】循環器病の危険因子や循環器病の再発・重症化予防の評価ツールの開発及び
臨床応用のための研究
【概要】循環器病は再発・重症化しやすいことが知られているが、それらの明確な予防
方法は明らかではない。そのため大規模なデータベースを構築し、循環器病に関する包
括的な危険因子および再発・重症化予防の評価ツールを新たに開発することで、発症後
の再発・重症化リスクの予測モデル、ならびに死亡予測モデルを作成し、検証を行う。
【成果の活用】第3期循環器病対策推進基本計画や第9次医療計画の策定指針におけ
る、全体目標の設定の見直し等の検討につなげる。


参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画】(令和7年6月 13 日閣議決定)
III.2.(1)②ⅰ)デジタルヘルスサービスの社会実装の促進
国民の主体的な予防・重症化予防・健康づくり、データヘルスの推進のため、民間 PHR
(Personal Health Record)を始めとしたデジタルヘルスサービスの社会実装に向け、イ
ンセンティブ制度との連携や健康経営の更なる促進等を通じてマネタイズ環境の改善を
進める。またアカデミアと共に診療アウトカム等の蓄積を目的とした研究を進める。予防・
健康づくりの特色を踏まえたエビデンスの構築・整理を進めるとともに、AMED における研
究開発やプライマリヘルスケア・プラットフォームを通じたエビデンスに基づいたヘルス
ケアサービスの開発・実用化に関する伴走支援等を推進する。
【経済財政運営と改革の基本方針 2025】(令和7年6月 13 日閣議決定)
第3章 2.(1)全世代型社会保障の構築(抜粋)
(がん、循環器病等の疾患に応じた対策等)
がん対策、循環器病対策(※)
、慢性腎臓病対策、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性 疼痛等の疾
患に応じた対策、難病対策、移植医療対策、アレルギー対策、依存症対策、難聴対策、栄養対策、受動
喫煙対策、科学的根拠等に基づく予防接種の促進を始めとした肺炎等の感染症対策、更年期障害や骨粗
しょう症など総合的な女性の健康支援を推進する。

(※「循環器病対策推進基本計画」
(令和5年3月 28 日閣議決定)に基づく取組。基盤整
備及び研究推進や、後遺症支援を含む。)
(予防・健康づくり、重症化予防)
世界最高水準の健康寿命を誇る我が国の高齢者は、労働参加率や医療費でみても若返って
おり、こうした前向きな変化を踏まえ、更に健康寿命を延伸し、Well-being の向上を図り、
性別や年齢に関わらず生涯活躍できる社会を実現する。データヘルス計画に基づく保険者
と事業主の連携した取組(コラボヘルス)や保険者の保健事業でのICTを活用したエビ
デンスに基づくPHRや健康経営と共働した効果的な取組を支援するほか、働き盛り世代
の職域でのがん検診を広く普及するため、受診率や精度管理の向上の取組を更に推進す
る。AMEDのプライマリヘルスケア・プラットフォーム等を通じた支援により、エビデ
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