【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (21 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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AISIによる安全性評価・ツール開発を通じて、国際的なルール作りを主導する。
(医療・介護・こどもDX)
医療DX工程表に基づき、医療・介護DXの技術革新の迅速な実装により、全国で
質の高い効率的な医療・介護サービスが提供される体制を構築することについて、必
要な支援を行いつつ、政府を挙げて強力に推進する。このため、医療DXの基盤であ
るマイナ保険証の利用を促進しつつ、2025 年 12 月の経過措置期間後はマイナ保険証
を基本とする仕組みに円滑に移行する。全国医療情報プラットフォームを構築し、電
子カルテ情報共有サービスの普及や電子処方箋の利用拡大、PHR95 情報の利活用
を進めるほか、標準型電子カルテの本格運用の具体的内容を 2025 年度中に示すこと
も含め必要な支援策の具体化を検討し、その普及を促進するとともに、介護情報基盤
の整備、診療報酬改定DX、薬局が有する情報の標準化とDXを進める。AI創薬、
AIホスピタルの実用化を支援する。標準仕様を策定し、クラウド技術を活用した病
院の情報システムの開発・導入に向け、規制的手法や財政的手法など必要なインセン
ティブ措置の在り方を含め、検討を進める。医薬品や検査の標準コードの在り方の検
討を踏まえたマスタの一元管理、予防接種事務のデジタル化、ワクチン副反応疑いの
電子報告、予防接種データベースの整備を進める。医療・介護データを最大限有効活
用し、イノベーションを進めるため、医療・介護の公的データベースの仮名化情報等
の利活用を可能とするためのシステム整備を進めるとともに、社会保険診療報酬支払
基金の改組や公費負担医療制度等のオンライン資格確認を円滑に実施する。医療安全
の向上に向け、医療機関のサイバーセキュリティ対策、医薬品・医療機器等の物流D
Xの推進に資する製品データベース構築を進める。これらの取組に加えて、必要に応
じて医療DX工程表の見直しを検討する。
【統合イノベーション戦略 2025(令和7年6月6日閣議決定)】
2.第6期基本計画の総仕上げとしての取組の加速
(1) 先端科学技術の戦略的な推進
① 重要分野の戦略的な推進
(AI活用の推進)
・ 重要分野での利用促進や社会課題の解決等のため、官民におけるAI活用を推進す
る。
・ 医療・ヘルスケア、ロボット、工場・プラント、インフラ・防災、安全保障、政府・
自治体等の重要分野や、介護、農林水産業等の人手不足が深刻な分野でのAIの活用を
促進する。また、それらの取組を通じて、地方創生を進める。
・ 統計作成等と整理できるAI開発等における本人同意の在り方や、課徴金等による
規律遵守の実効性確保等について検討し、「個人情報の保護に関する法律(平成 15 年
法律第 57 号)」の改正案を早期に提出する。
・ AIの責任の在り方の検討を進め、民間企業でのエージェントAI等の高性能AI
の開発・導入の促進や、政府における導入を検討する。
・ 「行政の進化と革新のための政府における適切な生成AIの調達・利活用に係るガ
イドライン(令和7年5月 27 日デジタル社会推進会議幹事会決定)」に基づき、政府
によるAIの適切な調達・利活用や得られた知見の共有を進める。
・ 地方におけるAIの本格的な導入を促進するため、地方の自治体や企業が参加して
AIの実証・導入を推進する機会・事例(AI北海道会議等)を増やし、普及・広報を
進める。
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