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【資料2-4】厚生労働省の令和8年度研究事業に関する評価【概算要求前の評価】(案) (148 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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【課題名】精神活性物質の化学構造に基づく中枢神経系への有害作用の予測に関する研

【概要】一般に危険ドラッグは、麻薬や覚醒剤等の化学構造を一部改変した新規の化合
物であるが、これら化合物群の化学構造と有害作用との関係を明らかにして、医薬品
医療機器等法で定める指定薬物の包括指定の範囲等について検討を行うとともに、包
括指定の検討の際に得られた情報に基づき、包括指定の課題と解決策について検討を
行う。
【成果の活用】薬事審議会指定薬物部会における指定薬物への指定(個別指定・包括指
定)のための資料として活用するとともに、指定薬物の指定のあり方について検討す
るための基礎資料として活用する。
【課題名】離島・へき地等の実状に応じた輸血療法体制を構築するための研究
【概要】先行研究「科学的エビデンス等に基づき医療環境に応じた適切な輸血療法実施
についての研究」の中の課題の一つとして、
「離島・へき地での輸血」について調査が
実施され、複雑な問題点が多く存在していることが判明した。先行研究の中では問題
点に対する血液製剤のマニュアル(案)等が整備されたが、その有効性を実際にパイ
ロットスタディ等によって検証を行う。
【成果の活用】先行研究において示された「離島・へき地等における血液製剤の安全で
適正な使用に関するマニュアル(案)」の実効性を評価し、特殊な地域の医療現場に則
したマニュアル(案)の改訂を行い、輸血療法体制の構築に活用する。
【課題名】薬剤師の対人業務の充実のための ICT の利活用に関する研究
【概要】薬剤師の対人業務の充実に向け、ICT や各種医療情報の活用による対人業務の
充実に必要な体制整備を進めていく必要がある。ICT・AI 技術の利活用による薬物治
療の質や安全性に関しての影響、ICT・AI 技術の利活用による好事例及び課題の抽出・
検討を行い、ICT・AI 技術を積極的に活用すべき業務の検討を行う。
【成果の活用】薬剤師の対人業務の充実に向けた、ICT・AI 技術の活用のあり方を検討
するための基礎資料として活用する。


参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2025】(令和7年6月 13 日閣議決定)
第2章 賃上げを起点とした成長型経済の実現
3.「投資立国」及び「資産運用立国」による将来の賃金・所得の増加
PHR情報の利活用を進める
第3章 中長期的に持続可能な経済社会の実現
2.主要分野ごとの重要課題と取組方針(一部抜粋)
データヘルス計画に基づく保険者と事業主の連携した取組(コラボヘルス)や保険者
の保健事業でのICTを活用したエビデンスに基づくPHRや健康経営と共働した効
果的な取組を支援するほか、働き盛り世代の職域でのがん検診を広く普及するため、受
診率や精度管理の向上の取組を更に推進する。(略)
国民負担の軽減と創薬イノベーションを両立する薬価上の適切な評価の実施、承認審
査・相談体制の強化、バイオ医薬品を含む医薬品の製造体制の整備や人材育成・確保に
より、国際水準の研究開発環境を実現し、ドラッグラグ/ロスの解消やプログラム医療
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