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資料9 評価シート様式2(案)(令和4月2月28日暫定版) (86 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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圧、脂質異常症については国民健康・栄養調査の検査値(収縮期血圧の平均値、総コレステロー
ル・LDL コレステロールの基準値以上の割合)で評価しており、薬物療法の有無を考慮していない。
すなわち薬物治療によって検査値が低下している者も含まれていることになり、判定方法が異なること
に留意する必要がある。
図 30:肥満者(BMI≧25 ㎏/m²)の割合の年次推移(20 歳以上)平成 21~令和元年
年齢調整前

年齢調整後

近年サルコペニア、フレイル、やせ、低栄養等の対策の重要性にも注目が集まっており、生活習慣
病等の慢性疾患の発症予防・重症化予防に加え、フレイルや低栄養防止等の心身機能の低下に
伴う疾病の予防・改善に着目した対策も求められている。個人の状態にあった適切な情報発信が
必要である。
また特定健診第 3 期より保健指導の弾力化が進められているが、改めてメタボ対策を検討すべきと
考えられる。どの対象者にどのメッセージを出すべきかを十分に配慮する必要がある。
⑥ 特定健康診査・特定保健指導の実施率向上(循環器領域と共通の目標項目)
本目標項目の評価結果は「B* 現時点で目標値に達していないが、改善傾向にある(目標年度
までに目標達成が危ぶまれる)」であった。
この指標については、自治体、保険者、関係機関の努力により向上しているが、目標には到達して
いない。実施率向上には受診方法の改善(集合契約等の広がり)、保険者間の協力、啓発や
通知の工夫(ナッジ)、メディアによる周知広報活動等様々な手法を用いて向上策を図ってきた。実
施率には保険者格差がみられるが、保険者インセンティブ制度等により保険者の取組の推進を 図っ
ている。
<領域全体としての評価>
糖尿病分野全体を見てみると、血糖コントロールの改善(指標④ A 評価)、75 歳未満におけ
る糖尿病腎症の新規透析導入者数が減少しており、重症化予防の取組や糖尿病医療の進歩が寄
与した可能性が示唆される。糖尿病の治療継続者は横ばいであり、受診勧奨の在り方について検討
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