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資料9 評価シート様式2(案)(令和4月2月28日暫定版) (223 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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5 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた今後の課題
【新型コロナウイルス感染症と身体活動に関する日本人を対象とした研究報告】
○ 令和2(2020)年4月に国内の高齢者1,600人を対象に実施したインターネット調査によ
ると、新型コロナウイルス感染症拡大前後(令和2(2020)年1月との比較)で1週間当
たりの身体活動時間が約60分(約3割)減少していることが報告された(Yamada M et al.
J Nutr Health Aging,2020)。
○ 第1波収束後の令和2(2020)年6月に上記1,600人を対象に再度実施したインター
ネット調査によると、身体活動時間はほぼ元の状態に回復していたが、独居で近隣住民との交
流が少ない高齢者の回復が遅いことが報告された(Yamada M et al. J Nutr Health
Aging,2020)。
○ 横浜市民18,817人の歩数を緊急事態宣言前後で比較したところ、男性より女性、高齢者
より非高齢者が減少していたことや、高齢の女性においては大きい公園の近くに住んでいると歩
数減少の影響が少ないことが報告された(Hino K and Asami Y. Health Place, 2021)。
○ 働く人1,239人を対象に令和2(2020)年7月~8月に実施したインターネット調査によ
ると、テレワークを実施している人はテレワークを実施していない人と比較して身体活動量が少な
く、勤務時間中の座位行動が長いことが報告された(Fukushima N et al. J Occup Health,
2021)。
【充実・強化すべき取組】
○ 国内外の研究報告をレビューし、外出自粛や行動制限が人々の健康にどのような影響を与え
たのかを確認するとともに、身体活動・運動の分野において今後取り組むべき対策について検討
する。
○ 「新しい生活様式」に対応した情報発信・普及啓発について、継続的に取り組んでいく。
(実績)
● e-ヘルスネットにおいて「新しい生活様式」における体を動かす工夫として、自宅でできる運動
の動画やテレビ番組、リンク集、リーフレットを紹介する。
● 健康増進普及月間オンラインイベント「おうちで+10超リフレッシュ体操」開催する。
<参考文献・URL>
○ 「健康づくりのための身体活動基準2013」及び「健康づくりのための身体活動指針(アク
ティブガイド)」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple.html
○ アクティブガイド(プラス・テン)(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xpleatt/2r9852000002xpr1.pdf
○ エクササイズガイド2006(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf
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