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資料9 評価シート様式2(案)(令和4月2月28日暫定版) (122 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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れる。
<領域全体としての評価>
○ 健康な生活習慣(栄養・食生活、運動)を有する子どもの割合の増加は、改善しているもの目
標到達は危ぶまれる結果であり、適正体重の子どもの増加はむしろ悪化していた。これらの結果は、
身体活動量(通学、遊びを含む)の低下による影響が大きいと考えられる。領域全体として、明ら
かな改善と目標の達成には至っておらず更なる取組が必要である。

4 今後の課題
<領域全体としての課題>
○ 子どもが健康でいるためのモチベーションとなる夢や希望が持てる社会の構築。
○ 子どもの貧困にかかる健康問題の解析。
○ DOHaD 概念の理解とそれに基づく対策の推進。
○ 子どものメンタルヘルスについての現状把握と対策。
○ ICT やゲーム依存と子どもの健康についての知見と科学的根拠に基づく対策。
【今後の取組】
○ 教職員向けの指導書である「食に関する指導の手引」を活用した学校を中核とした家庭、地域で
の食育の取組を推進、児童生徒向けの食育教材を活用した学校における食育の推進。
○ 厚生労働科学研究結果を踏まえ、各種基準改定や、現状把握に基づく、学校、家庭や地域へ
の普及啓発を推進。
○ 科学的根拠に基づいた子どもの生活習慣の実態について、21 世紀出生児縦断調査やエコチル
調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)等の、データが継続的に現状を把握して、対策と
その評価をすることが必要と考えられる。
<各目標項目に係る課題>
○ 子どもの心の健康、ネット依存等の課題にどのように取り組むか検討する必要がある。
○ 健康の視点からのインターネットの活用やゲームの時間について子どもと一緒に考えて行動する必
要がある。
○ 「アウトメディア」活動(テレビ、ゲーム、スマホ等のメディアを使う時間を減らす取組)が、学校を
中心に地域で行われるようになっているが、このような取り組みに期待する。アウトメディア活動は地
域全体での取り組みが効果を上げる。
【今後の取組】
① 健康な生活習慣(栄養・食生活、運動)を有する子どもの割合の増加
ア 朝・昼・夕の三食を必ず食べることに気をつけて食事をしている子どもの割合の増加
○ 引き続き、「早寝早起き朝ごはん」全国協議会と連携して、「早寝早起き朝ごはん」国民運動によ
り全国的な普及啓発を推進する。
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