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資料9 評価シート様式2(案)(令和4月2月28日暫定版) (273 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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図 25 たばこ規制枠組条約に基づく履行状況評価について
〇 健康増進法改正に伴う「受動喫煙防止」キャンペーンが、最高ランクに評価された。
〇 パッケージ警告表示も、表裏50%拡大(財務省令改正)により、一ランク上がった。

項目

内容

2016年
(2017年報告書)

2018年
(2019年報告書)

2020年
(2021年報告書)

M

喫煙状況の調査







P

受動喫煙対策

不可





O

禁煙支援







たばこパッケージ警告表示







メディア・キャンペーン

不可





E

広告・販促・後援の規制

不可

不可

不可

R

たばこ税引き上げ







W

※1)WHO 報告書の4段階評価を、上から優・良・可・不可と表記した。
2)受動喫煙対策(健康増進法改正)については、施行前の 2019 年報告で「前もって」評価を
上げられたため、2021 年報告は変化していない。
「WHO report on the global tobacco epidemic 2021 から作成」
○ 国民の健康を守る観点を踏まえ、たばこ規制枠組条約の趣旨に基づいたたばこ税率の在り方
に対する更なる検討、望まない受動喫煙のない社会の実現、たばこ製品の警告表示に対する
規制、メディアキャンペーンの実施、禁煙支援・治療の推進、たばこ広告・販売促進・後援活動
の規制の着実な実施と必要に応じた見直しを組み合わせて強力に進めることが喫緊の課題であ
る。
○ 禁煙支援・治療の推進については、医療や健診等の現場での短時間禁煙支援の普及、禁煙
の相談を気軽にできるクイットラインの拡充整備、オンライン診療等の ICT を活用した禁煙治療
へのアクセスの向上といった対策を組み合わせて、禁煙しやすい環境を整備する必要がある。
○ 喫煙率 10-12)や受動喫煙による曝露 11,13)について、所得や学歴等の社会経済状況の違
いによる格差が明らかになっており、健康格差是正の観点からの対策が必要である。
○ 加熱式たばこについては、その長期の健康影響についてはまだ明らかでないが、有害成分分析
等による健康リスクやたばこ規制への影響が報告されている 14)。引き続き知見の収集が必要で
あるが、健康影響が解明されるまでは、予防原則に基づいて、紙巻たばこと同様の規制を行うこ
とが望ましい 14)。

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