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資料9 評価シート様式2(案)(令和4月2月28日暫定版) (137 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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シンドロームによる運動機能低下の程度と介護リスクとの関係を明らかにし、効果的な対策を資す
る基礎的な資料を作成している。
○ ロコモの判断基準として、日本整形外科学会は平成 27(2015)年にロコモ度1、ロコモ度2
を策定し、令和2(2020)年には、運動器が原因となる身体的フレイルに相当する基準として、
ロコモ度 3 を策定、公表した。
○ ロコモチャレンジ!推進協議会では、2017 年~2019 年に、ロコモ度テストに関する 10,000 人
全国調査を行い、ロコモの性・年代別基準値を発表し、ロコモパンフレット 2020 に掲載した。
○ 日本整形外科学会と日本運動器科学会は、令和3(2021)年にロコモ診療ガイド 2021 を
作成し、出版した。
○ 令和元(2019)年、人生 100 年時代における健康寿命延伸のための医療対策として、フレイ
ル・ロコモへの適切な介入を実施することによる生活機能維持・改善を目指し、日本医学会連合の
中に領域横断的なフレイル・ロコモ対策の推進に向けたワーキンググループ(WG)が設置された。
この WG は日本整形外科学会、日本運動器科学会、日本老年医学会、日本サルコペニア・フレ
イル学会の代表、日本リハビリテーション医学会の委員をはじめとするフレイルとロコモに関わる主要
なメンバーから構成されている。
④ 低栄養傾向(BMI20 以下)の高齢者の割合の増加の抑制
○ 介護保険制度の地域支援事業においては、全高齢者を対象とした健康・栄養教育、低栄養状
態となるおそれの高い者等に対する栄養改善指導、地域における配食サービス等を、市町村が地
域の実情に応じ、従前より実施している。
○ 低栄養等高齢者の特性を踏まえた高齢者の保健指導の在り方について研究を実施。さらに平成
28(2016)年度から低栄養等の高齢者の特性に応じた保健事業をモデル実施。平成30
(2018)年度に、「高齢者の特性を踏まえた保健事業ガイドライン」を策定し、高齢者の特性に
応じた保健事業の全国展開を図ってきた。
○ 令和2(2020)年度から開始されている高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施等に
おいて、低栄養による心身機能の低下の予防を行うため、「高齢者の特性を踏まえた保健事業ガ
イドライン第2版」で栄養(低栄養)に関するプログラム例を紹介するとともに、当該プログラムの実
施に際して必要な財政支援等を行っている。
○ 平成29 (2017)年「国民健康・栄養調査」において新たに高齢者の筋肉量を把握する等、
高齢者の健康・栄養状態に関する実態を明らかにした。
○ 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」策定検討会報告書において、低栄養と関連の深い
虚弱の予防にも配慮し、高齢者(70 歳以上)の目標とする BMI の範囲を提示した。また、高齢
者のフレイルやサルコペニア予防と栄養の関係についても、レビューし整理した。「日本人の食事摂取
基準(2020 年版)」では、高齢者の低栄養予防やフレイル予防も視野に入れて策定を行うこと
とし、フレイル予防を目的として摂取量の基準を設定できる栄養素については、生活習慣病の発症
予防を目的とした量とは区別して示した。
○ フレイル対策にも資する新たな食事摂取基準の活用を図るため、令和元(2019)年度に普及
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