よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(通知) (94 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/001004080.pdf
出典情報 「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(10/21付 通知)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

認知症の高齢者等で意思確認を行うことが難しい場合についても、季節性インフルエ
ンザ等の定期接種と同様、それぞれの状況に応じて、家族やかかりつけ医、高齢者施設の
従事者など、日頃から身近で寄り添っている方々の協力を得て、本人の接種の意向を丁寧
に酌み取ることなどにより本人の意思確認を行うこと。また、意思は確認できるものの、
身体的事情等で自署ができない場合には、家族等による代筆を行っていただくなど、適切
な運用に努めること。
モデルナ社の従来ワクチンの接種を行っている会場においては、若年男性に対し、第3
章3(11)の内容を踏まえ、情報提供資材等を適宜活用することなどにより、モデルナ
社の従来ワクチンの接種の意向を確認すること。本人がモデルナ社の従来ワクチンの接
種を希望せず、ファイザー社の従来ワクチンの接種を希望する場合には、接種会場や予約
方法等について必要な案内を行うこと。
なお、児童福祉施設等の入所者等に係る取扱いについては、本手引き第4章3(14)
ウを参照すること。

複数回接種が必要な新型コロナワクチンを接種する場合、医師は、予防接種済証を確認
すること。乳幼児・小児に対して接種を行う場合は、保護者に対し、接種前に母子健康手
帳の提示を求めること。

接種液の使用に当たっては、標示された接種液の種類、有効期限内であること及び異常
な混濁、着色、異物の混入その他の異常がない旨を確認すること52。
また、接種液に異常が見られた場合については、ワクチンメーカーに連絡の上、当該バ
イアルを廃棄せずに保管しておくこと。
なお、コアリング(※)を防ぐために、注射針をバイアルに穿刺する際は、ガイドマー
ク(中心円)の内側に、針を垂直に押し込むこと。また、刺しながら注射針を回転させた
り、同じ場所に何度も穿刺したりしないこと(参照)。
※ 注射針の先端は、横から見ると斜めになっており、ゴム栓に対して斜めに針を刺すと、
針のあご部でゴム栓が削り取られてしまうことがある。これを「コアリング」という。

52

ワクチンに異物の混入があった場合の対応については、「新型コロナウイルスワクチンに異物の混入があった場合の
対応等について」(令和3年9月2日厚生労働省健康局健康課予防接種室、医薬・生活衛生局医薬安全対策課、医
薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課事務連絡)を参照すること。

93