接種液の用法
冷蔵庫（２～８℃）で解凍する場合85は、解凍及び希釈を 10 週間以内に行う。室温
で解凍する場合は、解凍開始から 24 時間以内かつ希釈後 12 時間以内に使用する。
解凍後は再冷凍しない。
希釈前に室温に戻し、無菌操作で希釈を行う。バイアルに生理食塩液 2.2 ミリリッ
トルを加え、白色の均一な液になるまでゆっくりと転倒混和する。振り混ぜないこと。
希釈後の液は、２～30℃で保存し、希釈後 12 時間以内に使用する。
希釈保存の際には、室内照明による曝露を最小限に抑えること。直射日光及び紫外
線が当たらないようにすること。
接種部位
通常、三角筋中央部又は大腿前外側部に、1 歳未満は大腿前外側部に筋肉内接種
すること。臀部には接種しないこと。静脈内、皮内、皮下への接種も行わないこ
と。
配送資材
乳児用ファイザー社コロナウイルス修飾ウリジンＲＮＡワクチン（ＳＡＲＳ―Ｃ
ｏＶ―２）は、基本的にドライアイスを使用せずに、蓄冷材入りの箱を使用して医療
機関等に配送され、ワクチンの引き渡し後に配送業者は蓄冷材とともにその箱を持
ち帰る。
なお、遠隔地・島嶼地域、緊急等の配送状況によって、12 歳以上用ファイザー社
コロナウイルス修飾ウリジンＲＮＡワクチン（ＳＡＲＳ―ＣｏＶ―２）と同様に、ド
ライアイスが充填された幅 48cm×奥行 48cm×高さ 40cm の箱の中に入れて医療機関
等に配送されることがある。
その他
予防接種要注意者及び接種後の経過観察については、（１）ア（イ）及び（キ）の
記載事項に従うこと。

新型コロナワクチンの初回接種については、原則として、同一の者には、同一のワ
クチンを使用すること。ただし、新型コロナワクチンの接種を受けた後に重篤な副反
応を呈したことがある場合や必要がある場合には、１回目に接種した新型コロナワク

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乳幼児用ファイザー社ワクチンを冷蔵庫（２～８℃）で解凍する場合の解凍時間は、４時間を目安にすること。12
歳以上用ファイザー社ワクチン（３時間）と比較して、解凍に時間がかかることに留意すること。

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