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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00282.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第12回 9/18)《厚生労働省》
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末期腎不全に対する腎代替療法の比較


末期腎不全の腎代替療法には、医学的条件だけでなく、ライフスタイルや年齢、性格なども
考慮して治療法を選ぶ必要がある。



腹膜透析は血液透析と比較して、生活の制約や食事・飲水の制限が少なく、自由度が高い。

比較の観点

血液透析

腹膜透析

必要な薬剤 貧血、骨代謝異常、高血圧などに対する薬剤

生活の制約

多い

(週3回、1回4時間程度の通院治療) (透析液交換・装置のセットアップの手間)

食事・飲水 多い
の制限
(蛋白・水・塩分・カリウム・リン)
手術の内容
通院回数

やや多い
(水・塩分・リン)

免疫抑制薬と
その副作用に対する薬剤

ほとんど無い

少ない

バスキュラーアクセス

腹膜透析カテーテル挿入

腎移植術

(シャント)(小手術・局所麻酔)

(中規模手術)

(大規模手術・全身麻酔)

週に3回

月に1~2回程度

移植後1年以降は月に1回

やや必要

重要

血液透析に比べ自由度が高い

透析による束縛がない

感染の注意 必要

その他

やや多い

腎移植

日本で最も実績のある治療法

出典:腎不全 治療選択とその実際【2025年版】(日本腎臓学会、日本透析医学会、日本移植学会、日本臨床腎移植学会、日本腹膜透析医学会)改

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