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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00282.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第12回 9/18)《厚生労働省》 |
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【現状】
(各診療科の現状について)
・外科系診療科では、休日・時間外労働時間が全診療科平均よりも長い診療科が多く、特に心臓血管外科、消化器外科、脳神経外科で長かった。
・医師の確保にあたり、困難を感じている診療科として「内科」(43.7%)、「麻酔科」(32.8%)、「整形外科」(30.7%)、「外科」(27.1%)が多かった。
(手術の休日・時間外・深夜加算1について)
・チーム制では、夜間時間帯に緊急呼び出し当番を行った医師は、翌日を休日とする必要があるが、夜勤時間帯に診療を実施しなかった場合は、
休日としなくて差し支えない一方で、予め診療の実施の有無を予見することは困難と考えられるため、通常、緊急呼び出し当番の翌日は休日とし
て扱われることになると考えられる。
・緊急呼び出し当番の待機時間については、その様態によっては労働時間とならないものの、手術の休日・時間外・深夜加算1の施設基準では、
翌日は休日とすることとされている。
(病院の機能分化の取組について)
・各病院の消化器外科医師数によって機能分化を図り、がんの症例数が少なかった病院が、術後のフォローアップと化学療法に特化し、全てのが
ん症例を拠点的な病院に紹介することで、拠点的な病院で高度な手術を実施する一方、化学療法については大学病院に通うことなく、近隣の病
院で実施できるようになった事例がある。
・消化器外科領域の高度な手術の実施状況をみると、全医療機関でみると多くは年間の手術件数は50件未満である一方、大学病院本院ではより
多くの手術件数のある施設が多くなっており、大学病院本院の多くが200件/年以上実施している。
【課題】
○ 手術の休日・時間外・深夜加算1における、緊急呼び出し当番翌日の休日対応や、高度な手術の医師の集約に関する
病院間の連携など、診療科偏在への取組の現状をどのように分析・評価するか。
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