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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00282.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第12回 9/18)《厚生労働省》 |
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【急性期入院医療に関する分科会での評価・分析に関する意見(抄)】
(一般的な急性期機能について)
○ 小さな二次医療圏において、救急搬送の評価をどうするかという視点から、救急車の受入実態に応じた診療報
酬上の評価を行うということも重要との意見があった。
○ 人口や医療機関の規模を考えた際に、患者数だけでなく、地域におけるシェアも考えていくべきとの意見が
あった。その際、5疾病6事業等で二次医療圏とは違う圏域であることや、他県からの流入についても配慮す
べきとの意見があった。
○ 急性期入院医療の標準化を進めるというDPC制度の本来の目的や、地域で医療の機能を担っていることを正し
く評価する観点から、急性期の一般病棟はDPC制度に参画することが望ましいのではないかとの意見があった。
○ 夜間・深夜の受入割合は病院によってかなり差が大きいので、救急に関しては、24時間対応できているかどう
かということも高く評価すべき項目なのではないかとの意見があった。
(拠点的な急性期機能について)
○ 医師の供給の観点から、人的な資源、効率的な運用という点で、中小規模の病院にくまなく配置するというよ
り、働き方改革等も踏まえ、集約化も行っていくべきとの指摘があった。
○ 人口規模20万人の医療圏で救急搬送患者の地域外流出を見るといった意味で、それを加味した地域内シェア、
その地域の中で完結している患者における地域内シェアのデータも重要との意見があった。
○ 総合性については、新たな地域医療構想では急性期拠点機能として明示されていないが、今後、地域医療を行
うという観点から、この拠点での重要な要素ではないかとの意見があった。
○ DPC制度において、入院基本料と総合入院体制加算、急性期充実体制加算との関係を組み合わせて、新たに病院
群の定義を検討することもあり得るのではないかとの意見があった。
【急性期入院医療に関する検討の方向性】
○ 急性期機能に関する指標について、一般的な急性期機能と拠点的な急性期機能のそれぞれについて、救急搬送
件数、手術件数、総合性の観点から検討する。
○ その際、救急搬送件数や手術件数の絶対数だけでなく、地域で果たす役割を評価する観点から、地域や医療機
関の状況を踏まえて、地域シェア率等の指標について、更に分析を進める。
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