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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00282.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第12回 9/18)《厚生労働省》
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産科異常出血への対応
○ 産科異常出血のリスク因子は、分娩前から存在する因子と分娩の経過の中で認められる因子が含
まれるほか、産科異常出血を起こす患者の約20%にはリスク因子が認められないものとされてい
る。また、一部の重症例は、高次周産期施設での管理が必要とされている。
日本産婦人科医会 研修ノートNo.103「産科異常出血への対応」(抜粋)
(1)予防
(中略)
1 )産科異常出血のリスク評価
・産科異常出血のリスク因子を表2に示す。産科異常出血のリスク因子には
分娩前から存在する因子と分娩の経過の中で認められる因子が含まれる。
・しかしながら、これらの危険因子を持たない妊婦にも産科異常出血が発
生する可能性があり、産科異常出血を起こす患者の約 20%にはリスク因子
が認められない。
・妊娠中には危険因子を持たない妊婦でも、長時間の陣痛や絨毛羊膜炎な
どの分娩経過により産科異常出血を起こす可能性があるため、妊娠中およ
び分娩での入院時に母体のリスク評価を実施するのみならず、分娩経過中
または分娩後の他のリスク要因の発生についても継続的に評価し母体のリ
スクを修正する必要がある。
(中略)
(3)高次施設への搬送のタイミングと注意点
(中略)SI(注:ショックインデックス = 心拍数/収縮期血圧):1.5以上は
高次周産期施設での管理が必要となる。

出典:日本産婦人科医会 研修ノート No.103「産科異常出血への対応」 ※下線及び括弧内は引用時に付記

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