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資料3-2 がん検診事業のあり方について(案) (150 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41159.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第42回 7/4)《厚生労働省》
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Q30

胃内視鏡検診で行われた生検について、読影委員会が病理結果を取り寄せることは、個人情報保
護の観点で問題ないでしょうか。

A30

問題ありません。生検は精密検査に該当し、生検結果の提出は精密検査結果の提供にあたるの
で、診療で得られた個人情報とは扱いが異なります。

③大腸がん
Q31

国の指針によると、大腸がん検診の結果の判定では「問診の結果を参考とする」ことになってい
ます。しかし、大腸がん検診のチェックリストには、問診についての記述がありませんが、なぜ
でしょうか。

A31

大腸がん検診の要精検判定は便潜血検査の結果のみで行われるべきであり、問診を判定の根拠
に用いるべきではありません。そのため、チェックリストには問診の項目がありません。
ただし、問診には、検診対象者を正しく選別する(検診受診前に有症状者かどうかを判断し、診
療へ誘導する、検診を受けさせない)など、一定の役割はあります。要精検判定の参考としてで
はなく、有症状者を除くための手段としてであれば、問診を実施してもかまいません。
なお、「地域保健・健康増進事業報告作成要領」には要精検の定義が記載されており、「問診結
果のみに基づき要精密検査となった場合は要精密検査者数に計上しない」と整理されています。

Q32

チェックリストの「検便採取後即日(2 日目)回収を原則とする」とはどういう意味でしょう
か。

A32

原則採便当日と前日の便を回収することです。
高度な便秘や回収のタイミングが合わないなどの場合は 3 日以内でも許容されますが、原則は
2 日以内です。

Q33

同じ日(朝と夜)に 2 本採便される場合がありますが、これは精度管理上問題がありますか。
1 本目と 2 本目との間は何時間以上あけるべきでしょうか。

A33

原則違う日に採取するべきですが、次善の策として、同一日でも別の排便であれば許容されま
す。1 本目と 2 本目の間隔は特に規定されていません。
2 日法の趣旨は、異なる検体から採取することで間欠的な出血を捉えるということです。何時間
あければ感度が上がるというデータに基づいているわけではなく、複数の検体で、という点がポ
イントです。もし複数の検体を採取するなら通常は日が違う検体で、ということになりますが、
次善の策として、同一日でも別の排便であればかまいません。

Q34

受診者への結果通知の期限が、大腸がん検診のみ2週間以内(他がんでは 4 週間以内)となって
いる理由を教えてください。

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