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05 令和8年度概算要求主要事項 (21 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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• 年間指導計画やカリキュラムに体系的に位置付けて⾏われる取組事例の創出
• 汎⽤基盤モデルを活⽤した、校務での利活⽤事例の創出、学校間の事例共有

想定
成果

校務DXを通じた働き⽅改⾰の実現、多⾔語対応が必要な外国にルーツを持つ⼦供・
保護者への対応などの誰⼀⼈取り残されない教育の実現、⼀⼈⼀⼈に合った個別最
適な学習の提供、⽣成AIに関連するデータ利活⽤の実践など、教育分野の特定の課
題に対し⽣成AIを活⽤した課題解決の可能性を検証する実証研究を⾏う。

想定
成果

• 過年度で整理された課題解決の可能性に基づく実証事業の実施
• 既存の対応⽅法よりも効率的かつ効果的な⽣成AIモデル・サービスの創出

働き⽅改⾰に資する校務における⽣成AIの利活⽤
• 負担感の⼤きい事務や外部対応、時間割編成等の業務の効率化・⾼度化
誰⼀⼈取り残されない学びの保障に向けた⽣成AIの利活⽤
テーマ • 特別⽀援、外国⼈児童⽣徒の指導・多⾔語対応への⽀援
課題例 児童⽣徒の個別最適・協働的な学びの実現に向けた⽣成AIの利活⽤
• 学びの可視化や主体的・対話的で深い学びを実現する⽣成AIの利活⽤
データの利活⽤に向けた⽣成AIの利活⽤実証事業
• マルチモーダルな⽣成AIを活⽤したデータの分析・可視化、質の⾼いデータの活⽤

事業
概要

b.) 教育課題の解決に向けた⽣成AIの実証研究事業

⽣成AIの利活⽤の実証を学校単位で進める指定校を採択。
①教育利⽤︓教科等横断的かつ学年横断的に活⽤する申請校を優先採択
②校務利⽤︓活⽤業務・⽅法を「可視化」し、情報共有する申請校を優先⽀援

(担当︓初等中等教育局学校情報基盤・教材課)

• 校務での⽣成AIの利活⽤に関する⼿引きの作成

想定成果

• 学校の働き⽅改⾰を推進する上では校務での⽣成AIの利活⽤が有⽤と考
えられる。⼀⽅で、⽣成AIは急速に進化を遂げておりサービスの在り⽅も変
化していることから、教職員・教育委員会が⽣成AIをどのように利活⽤すれ
ばよいかを⼗分に把握できておらず、その結果⽣成AIが教育現場で⼗分に
利活⽤されていないという課題がある。
• 昨年度までに教育現場で創出された好事例及び課題の収集・分析を実施
し、教職員に対する研修の在り⽅や適切な利活⽤場⾯を整理するとともに
、教育委員会を主な読み⼿とした⼿引きを策定することにより、効果的な校
務DXを通じた学校の働き⽅改⾰を推進する。

事業概要

b. 校務での⽣成AIの利活⽤推進のための調査研究

• 教育分野における⽣成AIの利活⽤に関するワークショッ
プ・アイデアソン等のイベント・研修を実施し、学校におけ
る利活⽤について好事例収集を⾏う。
• また、⽣成AIの技術の進展に応じ、必要な情報提供や
、好事例の発信を⾏うウェブサイトを継続的に運営、情
報発信を⾏う。

a. ⽣成AI利活⽤に向けた事例収集・Webサイトの運営等

a.) ⽣成AIパイロット校の指定を通じた利活⽤事例の創出

事業
概要

2. ⽣成AIの利活⽤に関する調査研究(2億円)

1. 学校や教育委員会における実証研究(6億円)

現状・課題

8億円
2億円)

⾻太⽅針2025(R7.6.13閣議
決定)(教育DX)
こどもたちの個別最適な学びと協働
的な学びの⼀体的な実現及び教
職員の負担軽減に向け、国策とし
て推進するGIGAスクール構想
を中⼼に、⽣成AI活⽤も含めて
教育DXを加速する。

令和8年度要求・要望額
(前年度予算額

• ⽣成AIの利活⽤に関しては、令和6年12⽉にガイドラインを改訂し、学校現場における各主体や場⾯に応じた利活⽤の⽅向性を⽰
してきた。このような動きとともに、技術の進展に対応しつつ実証等を通じて教育分野における様々な活⽤余地を試⾏してきた。しかし
、その利活⽤の⽅針についての浸透や実装は道半ばである。
• 特に学校の働き⽅改⾰の観点から校務での利活⽤は有⽤としている⼀⽅、⽣成AIを校務で利活⽤している学校は限定的である。
• このような課題やAI法の成⽴などの動きも踏まえ、教育課題の解決に資する利活⽤について実証研究を踏まえた調査研究を更に進め
る必要がある。加えて、利活⽤に向けた実証的な取組・事例創出やその情報収集・発信を継続的に⾏っていく必要がある。

⽣成AIの活⽤を通じた教育課題の解決・教育DXの加速