よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


06_参考資料3_令和7年度障害福祉現場の生産性向上に向けた調査研究事業報告書 (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74877.html
出典情報 障害福祉分野における人材確保・生産性向上に関する検討会(第1回 7/28)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

5.「生産性向上」の「見える化」/ロジックツリー


有識者会議では、理念を現場で共有し、実際の取組につなげるためには、自分たち
が何を大切にし、どのような「ケアの充実」を目指すのかを見える形にすることが
重要との方向性が共有された。



抽象的な理念だけでは具体的なイメージを持ちにくく、現場での実践につながりに
くいこと、また「業務負担が軽減される」「時間が生まれる」といった中間的な効果
だけでなく、その先にある利用者の QOL 向上、職員のやりがい、持続可能な事業
運営まで含めて示す必要があるとの意見があった。



こうした議論を踏まえ、本書では、
「当事者視点に立ったケアの充実のための生産性
向上」を、
「利用者の QOL の向上」

「支援者の働きがいの向上」、
「持続可能な事業
運営の実現」の 3 つの要素として整理し、その関係を共有する方法としてロジック
ツリーを用いることとした。



ロジックツリーを使うことで、自分たちは何を大切にし、どのような姿を目指し、
そのために何に取り組むのかを、理念や価値観から実践まで一連の流れとして整理
しやすくなると考えられる。

6.「あるべき姿」と「ありたい姿」


目指す姿の表現についても議論があった。委員やヒアリングでは、「あるべき姿」と
いう表現は、外から定められた正解を示すような印象が強く、障害福祉分野では、
現場が理念や価値観を踏まえて主体的に描く「ありたい姿」として捉える方が適切
ではないかとの意見があった。



一方で、生産性向上の取組では、個人ごとの思いにとどまらず、チームとして共有
する一つの目指す姿を持つことが重要であるとの考え方から、本文では「あるべき
姿」という表現に統一した。そのうえで、現場が自らの理念や価値観をもとに目指
す姿を描くことが出発点であることが伝わるよう、コラムで「あるべき姿」と「あ
りたい姿」の違いを補足することとした。



また、
「あるべき姿」の整理に当たっては、理念や目指す姿と具体的な取組との関係
を理解しやすくするため、ロジックツリーにつながる入口として、簡易なロジック
ツリーの図も挿入することとした。これにより、職員が自分たちの目指す姿を、具
体的な取組や成果との関係の中で捉えやすくなるよう工夫した。

7.生産性向上の進め方
1)3つの価値観


障害福祉分野における生産性向上を進めるに当たっては、単に手順や手法を示すだ
けでなく、どのような価値観のもとで取組を進めるのかを明確に示すことが重要で

62