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【資料1】業績評価シート(令和6年度)Ⅱ.船員保険 (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_83465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第46回 9/29)《厚生労働省》
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【自己評価の理由】


加入者の薬代負担の軽減や船員保険財政の改善につながるジェネリック医薬品の使用を
促進するため、ジェネリック医薬品軽減額広報リーフレットの送付、ホームページ を活用し
てジェネリック医薬品に関する広報を実施した。



ジェネリック医薬品軽減額広報リーフレットでは、2024(令和 6)年 10 月からの医薬品の
自己負担の新たな仕組み(長期収載品の選定療養)について掲載を行い、先発医薬品の処方
を希望される場合は、特別の料金が発生することについて周知し、ジェネリック医薬品を利
用することによる軽減効果について広報を実施した。



バイオシミラーは、医療費適正化の観点に加え、先行バイオ医薬品とともに、医薬品分野
の中でも成長領域として期待されている分野であり、バイオ産業育成の観点からも使用を促
進する必要があることから、船員保険加入者のバイオシミラーの使用状況等を分析したとこ
ろ、2023(令和 5)年度診療分のレセプト情報において、バイオシミラー置換率が 80%以上
の成分数は、全体の成分数の 23.5%(4 成分/17 成分)であることがわかった。また、多く
の成分で患者数が数十人かつ数量も数百と大変少数であることも明らかになった。



第四期医療費適正化基本方針や後発医薬品に係る新目標(2029 年度)において、「医薬品
の安定的な供給を基本としつつ、後発医薬品の数量シェアを 2029 年度末までに全ての都道
府県で 80%以上」とする主目標が設定された。また、副次目標として「2029 年度末までに、
バイオシミラーが 80%以上を占める成分数が全体の成分数の 60%以上」、「後発医薬品の金
額シェアを 2029 年度末までに 65%以上」が新たに設定されている。これを踏まえ、引き続
き、ジェネリック医薬品の数量ベースの使用割合を維持しつつ、バイオシミラーとジェネリ
ック医薬品金額ベースの使用割合向上に取り組む。



以上により、KPI 達成状況及び困難度を鑑みて、自己評価は「A」とする。

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